図々しい②
4/17 誤字を訂正しました。
「うう〜〜」
「何を唸っているんだよ。さっさと食え。冷めるぞ」
「よくもまあそんな事言えるわね。私のあんな姿を見たくせに!」
周りがその発言によりざわめく。先程の少女は顔を真っ赤にしてアワアワと慌てふためいていた。
……はぁ、また面倒な事になりそうだ。
「はいはい俺が悪かったですよー。すみませんでした」
「何で棒読みなのよ⁉︎ちゃんと謝って!」
「後で部屋で聞いてやるから、黙って食えって」
俺のその発言に再び周囲がざわめいた。
「くそっ羨ましい」「何であんなガキが…」「滅べリア充」など俺たちに聞こえない様に声を潜めて、嫉妬と憎悪の混じった目で睨みながら呟いていた。
まあ、普通に聞こえてるんですけどね。
ようやくここが何処なのか思い出したのか、迷惑女は顔を真っ赤にしながら誤魔化すように飯を食べている。
ようやく大人しくなったか。
「で、何でお前は俺のデザートを食ってるんだよ」
「私の勝手でしょ」
その発言に俺の堪忍袋の緒がちぎれる。勝手に人のデザートを取った癖に何で上から目線なんだよ!
創造神には勝てないけどウザさではトップクラスだな。実力は無いくせに。
食べ物の恨みは恐ろしいぞ!!
「おーーっと手が滑ったーー」
「きゃっ」
俺は手に持っていた水を迷惑女の服にぶっかける。周囲からオオオオオと歓声が起こる。
迷惑女は俺を怒ろうとするが、突然起きた歓声に戸惑って暫くおどおどしていた。
が、濡れている部分を見て、ようやく今の自分の姿に気づき俺を睨む。
振りかぶられた右手はビンタをする為だろうが、そのスピードが余りにも遅かったので避けたら更に睨まれ、濡れて透けた部分を隠しながら部屋に戻ってしまった。
後でまた文句言われるんだろうな……はぁ、本当に面倒くさい。
何であんな奴の世話をしているんだろう。
俺は周囲の睨まれてやがる、ざまあみろという視線を浴びながら残った料理を満喫して部屋に戻った。
昨日は更新出来なくてすみません。
この更新は昨日と今日、明日の分と考えてください。
今、インフルにかかっていて、高熱と戦いながら書いたので誤字脱字もあると思いますが、治ってそれに気づいたら直します。
迷惑をかけてすみません。
これからもようやくお願いします。
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