表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
59/106

謝罪

境界線まで戻ると先程の冒険者ギルドに居た連中が集まっていた。

勿論婆さんも一緒にいる。

こいつらは俺の姿を確認すると、一部の人間や海人は歓声を上げ大半の人や海人が恨めしそうに俺を睨んでくる。


(俺何かしたか?)


そう考えていると金が受け渡されているのが目に入った。


(賭けてたのかよ!!あいつらぶっ殺してやろうか!)


俺はイラっとしてつい威圧をしてしまい、それに反応した冒険者達の顔がみるみるうちに引きつっていく。


(ふぅ……落ち着け俺。こんな街中で暴れる訳にはいかないぞ!落ち着くんだ!)


中二病っぽく右手を抑えながら心の中でうおおおおとやっていると婆さんと俺に絡んできた冒険者が近づいて来た。


「なんだ?」


「先程はすまなかった。Aランクに上がって少々調子に乗っていた。許して欲しい」


頭を下げてきた男をよく見ると微かに震えている。この震えは屈辱によるものなのか、それとも恐怖によるものなのか……

それは俺にはわからなかった。

だが、こいつが本心から謝ろうとしているのはわかる。喧嘩をした相手に頭を下げるという事は出来そうで出来ない事だ。


「別にいいぞ」


「えっ⁉︎」


「許す。だから顔を上げてくれ」


「あ、ああ。ありがとう。俺は《剛腕》のグラスだ。よろしくな」


俺は此処でルイス=グラジオスと言おうとした。だが、グラジオスは冒険者の中では有名な名前だ。偽名を使う事にしよう。


「ルイス=レイミアだ」


家族の名前を合わせただけだが、まあこれでいいだろう。

俺の意図に気付いたのか、婆さんが笑っていた事は置いておく事にしよう。


「ところで何でそんなにボロボロなんだい?あんたなら苦戦する相手でも無かっただろ」


「こいつの所為で刀は使えず、動きも制限されていたんだよ。ったく何なんだこいつ……全く離れねぇんだけど」


婆さんとグラスが俺の背後にくっついてる奴を見て苦笑いをもらす。


「ルイス災難だったな。そいつは必ず魔物を引き連れてくる問題児なんだ……悪い奴では無いんだがな。言っておくが悪気は無いんだぞ!ただ、そういう体質というかなんと言うか……」


「何そのクソ迷惑な奴。悪気が無いってのが悪質だな!」


「本人も気にしてるんだ。起きたとしてもキツく言わないでやってくれよ」


俺は背後で呑気に寝ている奴を見てこれからどうするのか改めてため息をついた。




更新が遅れてしまい、本当に申し訳ありません。


学校が始まって課題テストがあり、模試の勉強もしなければいけない……

そんな私情により更新が遅れてしまいました。


今後出来るだけ早く更新するつもりですが、毎日更新が厳しくなってしまうかもしれません。

そこはご了承して下さい。


コメント、リクエスト待っています。

これからもよろしくお願いします

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ