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王様会談

昨日割り込み投稿しました。


49話の王宮へを読んでいない方はそちらを先に読んでください。

「王様、このバカをどうしましょうか」


「う、うむ。じゃが流石にその扱いは酷すぎるのでは無いか?」


「バカにはこの扱いで充分です!」


「そ、そうか。レイラン一旦ルイスと2人きりにして貰えるか?」


「わかりました。失礼の無いようにな」


「わかってる」


ようやくレイランが俺を解放して部屋を出て行く。俺は引きずられた事により汚れた服を払い王様を睨んだ。


「ルイス、何故そんなに睨むのじゃ?」


「何故勝手に俺のランクを上げた」


「そちらの方が都合が良かろう」


「俺は目立ちたく無いんだ。勝手な事をするな」


「なんじゃか言葉使いが2年前よりも酷くなっていないか?」


「気のせいだ。それより頼みたい事がある」


「言ってみるが良い」


「旅の扉の使用許可が欲しい」


「それは……つまり」


「ああ、俺は此処を去る。1人でな」


そう言った瞬間王様の目が見開かれ顔が驚愕に染まる。


「ラミアはどうするのじゃ?」


「去った後どうするのかはラミアの意思に任せる。だけど、俺が何処に行ったかは言わないで欲しい」


「何か事情があるのじゃな」


「………ああ」


俺の表情から何かを読み取ったのか王様はそれ以上聞くことは無く、旅の扉の使用許可を出してくれた。


「ラミアは恐らくあの部屋にいる。旅に出る前に一度は会っておくがよい」


「ああ…わかってる」



俺は王様の気遣いに感謝をしてラミアに会いに部屋を出た。

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