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イベント限定ストーリー クリスマス

本編とは全く関係がありません。


もし破壊神が来なくて、平和にクリスマスを迎えた2人の物語で1話完結となっています。


ラブコメとなっていますので、甘々なストーリーに耐えられる人のみ読んでください。

今日は12月24日、地球ではクリスマスと呼ばれている日だ。

当たり前なのだが、この世界にはクリスマスなど無く、普段と何1つ変わらない日常が送られていた。

だが、俺は今日という日をルーシェとの大切な思い出として残したかった。クリスマスは恋人同士で過ごすものだと刷り込まれていたからだと思うが……

まあそんな事は置いておき、取り敢えず俺はこの日の為に準備してきた作戦を実行する事にした。


「えっと…ルイ、こんな朝早くにどうしたの?」


「見せたいものがあるんだ。こっちに来て」


朝4時、まだ日も昇っておらず辺りは真っ暗だったが、光球によって明るさは確保されており、明るさはさえ有れば、この森にいる魔物程度なら苦戦するはずもなく安全に目的の場所へとたどり着く事が出来た。


「ルイ、これって……」


「この日の為に造ったんだ」


そこには、森林や湖を背に自然と見事に調和した芸術とも言えるほど美しい木造の家が建っていた。

勿論直ぐに住めるように必要な家具や設備は揃えているので問題など1つも無い。

魔法を駆使して造ったので崩壊の危険なども心配する必要が無い。

更に、結界を張っているので、魔物がこの家の周辺に入ってくることもあり得ない。

安心安全のドリームハウスという訳だ。


「凄い。ルイ、凄いよ」


「喜んでくれて嬉しいよ。けど、本当に見せたいものはこれじゃないんだ」


「えっ?」


俺は朝日が昇り始めるのを確認してこの日の為に特訓してきた魔法を使う。


「水魔法 細氷」


「綺麗」


別名ダイヤモンドダスト。

大気中の水蒸気を昇華させ作った小さな氷の結晶を降らす魔法だ。

戦闘では使えないだろうがとても幻想的で美しく、日光によってキラキラと光る氷の結晶を見ているルーシェは、その美しさに見惚れている。


「本当に綺麗だな」


俺はルーシェの横顔を見てポツリと本音を漏らす。

好きな人が隣にいて、一緒に綺麗な光景を見ている。それだけで俺の心は満たされていた。


「ルー……」


「ん?」


俺に呼ばれてこちらを向いたルーシェの口に軽く触れるようなキスをする。


「ちょっ……ルイっ」


「嫌だったか?」


「嫌じゃないけど……いきなりはやめて」


「わかった」


そう言って俺はポケットから用意していたプレゼントを取り出しルーシェに渡す。


「開けてみて」


「………っ」



俺がこの森の奥地で採取した水晶と銀を加工した指輪がそこに入れられていた。


「今の俺じゃこの水晶が限界だけど、いつの日かルーに相応しい美しく指輪をプレゼントする。その時まで一緒にいてくれるか?」


「うん……うん。ありがとうルイ」



嬉しくて少し涙目になっているルーシェを抱きしめて、幻想的光景の中、俺たちは再びキスをした。



さて、クリスマス限定のストーリーを書いて見ましたが、予想以上に甘々なストーリーになって、自分でもなんでこんな話を書いたのか疑問になる程です。


1度書き直そうかと思ったのですが、この話は書き直す気力も無く、力尽きてしまいました。



おそらくこの話を読んだ皆さんと今の僕の気持ちは多分一致していると思います。


リア充なんて滅んでしまえばいいのに

本音《リア充羨ましい》

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