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ボスの正体

「レイラお帰り」

「ああ、ただいま」

レイラから発せられる空気はとてもピリピリしていた。先程、大量の魔物の大群に囲まれた時でさえこのような姿を見たことはなかった。

次はボス、それも一瞬でさえ気が抜けない相手なんだろう。


「お前達は準備が出来ているのか?」

俺達のリラックスしている姿を見て少し訝しげに見てくる。

だが、俺達だって意味もなくくつろいでいるわけではない。初めて魔物と戦ったという精神的疲労をとっていたんだ。

……本当だよ


「冗談だ。お前達が準備出来ているかどうかなんて顔を見ればわかる。行くぞ」

「おう」


次の階へと進むところはこれまでと違った。大きな扉が……その奥から発せられる圧力が俺達に入ってくるなと警告しているようだった。

「これは間違いないですね」

「ああ、この先にボスがいる。それもとても強大な力を持った者だ」

そう言ってレイラは腰にぶら下げている剣をギュッと握り締めた。


「ラミア、お前は安全な場所にいとけよ」

「お兄ちゃんは?」

「俺は大丈夫だ」

そう言って俺はレイラの方を見る。レイラも俺を見て頷き、扉を開けた。


ドラゴン

世界の魔物の頂点に立つ最強の魔物

ドラゴンが現れれば魔物は自分の縄張りを捨てて逃げる。

一体のドラゴンの討伐にはSS級のパーティが最低五組集められる。

だが、そんなドラゴンの中にも格がある。


炎龍 水龍 雷龍 土龍 天龍 光龍 闇龍 そして皇龍

伝承に残されている八体の龍。

かつて百を超えるドラゴンが一体の龍に挑み一瞬で全滅したという伝説も残っている。

人は圧倒的な力を持ったそれを八龍と呼んでいる。

そんな龍のうちの一体だと思われる天龍がそこにいた。





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