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イザベル

あ、やっぱりやりすぎた?


目を見開き口をパクパクしているヴェードを見てそう思ったが俺は弁明できるような状態ではなかった。


(まずい...また、意識が...)

俺は慌てるヴェードと倒れている屑を見たのを最後に再び意識を失うのだった。



どれほど時が経っただろうか。俺は目を覚ました。

最初に視界に飛び込んできたのは見知らぬ天井、次に飛び込んできたのは心配そうに俺を覗き込む美人のお姉さんだった。


........は!?


「ようやく起きたか」


ちょっ、ちょっと待て、落ち着くんだ。状況を整理しろ!!

屑にお金を渡す→気絶→美女が俺を覗き込んでいる。


.....うん、これは夢だな。この流れでこんな状況になるのはおかしい。


「先ずは助けてもらったことにお礼を言いたい」


ん?


「私はイザベル=シャイルーンだ。あの豚から解放してもらったことを感謝する」


あ、あの奴隷だったのか。解放してもらったお礼を言うために看病しながら俺が目覚めるのを待っていてくれたってとこかな。

それにしても何かこの女から違和感と言えばいいのかな?今まで会ったことのある人たちと何かが違うような....


「なあ、あんた人じゃないよな?もしかして魔族か?」


「...っ!!お前はいったい何者なのだ?その実力、私の正体を見破った眼力。本当に人間か?」


「失礼な、俺は正真正銘人間だ。それと、人の事を聞く前に自分の事を話すべきじゃないのか?」


魔族ってわかったのは魔神と魔力の感じが似ていたからだし、人間かどうかを疑われる筋合いはない。というか魔族が街中に居るっていうだけで一部の国の除いて討伐隊が組まれるぐらいだからな。とにかく人間界に来た理由ぐらいは聞いておかなきゃいけない。


「...本当は誰にも話してはいけないんだが、お前には助けてもらったしな。分かった、話そう。私は三大魔王の一人、アリアス=レドール=ルファーナ様の直属部隊の副団長を務めている。今回人間界に来たのはルファーナ様から直々に命を承ったためだ」


.....まじか


思ったより深刻なことになりそうだ。

感想は指摘だけでいいです。面白くないとか、そういう報告はいらないんで。

もう勘弁してください。

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