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ついに始まるイベント

 今回、繋ぎみたいな感じなので、いつもより圧倒的に短いです。

題:イベントへの意気込みと作戦の最終確認


1:よっしゃついにイベント始まるぜ


2:いぇーい


3:頑張るぞー


4:うおおおおお


5:さて、作戦については、こんな感じだな。

 1.ギルドごとにグループを作り、行動。

 2.探索して、NPCを発見次第、信号として使う花火玉を使い位置を知らせる

 3.花火を見つけた人は全員集合

 4.グループ内で連携を取り、NPCを包囲殲滅

 っていったところ。あと、集合したとき、事前に決めているところがあればさらにグループを大きくしても別に問題ないで


6:復習完了!!


7:作戦内容サンクス


8:そういえばだけど、NPC倒した後ってどうなるん?


9:……


10:a


11:どうなんですか?


12:決めてないが……


13:9~12≫ま、とりあえず好きなように。殺しあうもよし、逃げてもよし、もともと決めていた作戦があるならその通りにすればいいし。なんならNPC殺してるときにさらっとプレイヤー殺すのもありだと思うけどなぁ。


14:13≫言ったら全員それやるだろ


15:13≫大丈夫なん?


16:まぁ、様々な意見があってもそいつ晒されるというより貴重なライフを減らしたことで日常的に恨みを買われるだろうよ。


17:13≫これやったら実質処刑だと思う


18:とにかく、今日のイベント頑張るぞー!!


19:オー!


20:オーーー!!


21:ウオオ!!


                      +++


 イベントが始まるまではイメージトレーニングと、PSPでの練習を欠かさず行い、本番(イベント)に備える。ただ、やり過ぎもよくないので、適度な休憩をした後、少しだけ昼寝した。

「久々に昼寝したなぁ~いつぶりだ?」

 17:00頃に起き、ゆったりとしたまま夜ご飯を作り始める。

 今日は昼寝前にスーパーで買ったカツと卵やらなるとやらの具を、炊いたご飯に乗っけるだけのカツ丼と味噌汁だけのシンプルな料理――と言えるか怪しいけどまぁ、作ったから料理。

 ともかく、今回のイベント、勝ち負けあるわけじゃないけど、()()丼ということで。

「いただきます!!」

 意気込んで出来立てのカツ丼を口に頬張る。やりたい気持ちもあるせいか、早く食べ終わってしまった。

「ま、いいか。」

 俺は時間をつぶすため、少しだけ別のゲームをする。と言ってもパズルゲームだから特に説明することはないんだけども。

 とりあえずパズルゲームをやるのだが、ブロックを消したことでどのブロックが動くのか、5ブロックを繋げて消すにはどのブロックを消してどのブロックを動かすのかを考えてやるので、全体の動きと一点の動き、どこが起点になって大きな動きを作れるかといった個人的にプレコロに生かせそうな感じの内容だから選んだ。

 プレイしてしばらく経ち、19:50頃になったので、パズルゲームをやめ、プレコロへログインする。

 フィールド選択画面では、「イベントフィールド」というのが書かれており、そこを選択すると、一度カスタマイズのフィールドへ転移させられる。

「装備選べと言われても、別に特に何も……」

 みんなの準備のために必要だが、特に俺のやることはないので寝っ転がって待つことにする。

 すると耳元にイヤホンが付き、マイクが出てくる。グリードが通話しに来たのだ。

「イベントの意気込みは?」

「言っても何も変わらんやろ。まぁ、強いて言うなら、『ノーデス』ってところかな?勿論、キルもたくさんするけど。」

「なるほどねぇ~。あ、そうそう、掲示板見てるか?」

「見てるけど、それがどうしたんだ?」

「ほーん。じゃあプレイヤーの作戦は見たのか?」

「いや、見てない。せっかくの作戦を台無しにするような感じがするからな。」

「そうか。じゃあ、あの作戦見てないってことは死ぬ可能性、あるかもね。」

「どうして……いやいい。聞いたら掲示板見るのと一緒だ。」

「ヒントとして出すならまぁ、『人がいっぱい』くらいかな?それも豪華な」

「余計気になるわ!……ま、頑張るよ。」

 少し自信なさげに意気込み、20:00の時計を最後に、イベントのフィールドへと移っていく。

「うわ、森林かよ。」

 考えている中であまり好ましくない形のフィールドが来てしまった。

 まず俺は奇襲をしないと決めた以上、このフィールドでは視界の中にプレイヤーが入って攻撃するにしても限りなく後手に回りやすいのだ。

 NPCがコソコソするのはどうかと思うので堂々と歩くと、それは人混みの中で竹馬を使って歩くくらい目立つ話だ。危ないからやる人はいないだろうけども。

「まぁいい。頑張りゃいいだけだ」

 そう意気込んで俺は森林を1人で歩いていくのだった。

 昨日、短編を投稿しました。私の中で「こいついたら最強だろ!」って思って書いてるんですが、今書いているような連載タイプの作品にたくさん乗っけると作品の趣旨がずれて変になったり、出したいキャラのために大量に作品を作ると手が回らなくなるので短編で出しました。まだ一個しかないですが、シリーズとしてたくさん出していきますので、是非、そちらの方も見に行ってみてください!


「不死身の道化師は今日も笑う」→https://ncode.syosetu.com/n2420kg/

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