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何事にも丁寧さが大事

 月、火更新できませんでした。(´・ω・)

 週末投稿したから頑張ろうと意気込んでも月、火書くのムズイんだが。

 グリードのその一言で俺はスマホの画面を見たまま立ち尽くした。

 黒歴史になるレベルでのスキル名が変更される喜びによるジャンプしたい気持ちと、それでも一生懸命考えたスキル名が変更される悲しさによる膝から崩れ落ちたい気持ちが釣り合って今の状況を作っているとでもいうのだろうか。

 まぁ、立ち尽くしてても決まったものは決まったっぽいし、一瞬の苦しみ(スキル名の変更)より、永続的な苦しみ(黒歴史レベルのスキル名の公開)の方が辛いもんね。

 そう思いながら俺はグリードとの会話を始める。

 スキル名を聞くと、その名前は、「愚者の矜持(フール・プライド)」とのこと。

 聞いただけでも響きがいいので一時的に「師匠」とでも呼んでおこう。

 師匠曰く、「コンセプトが狂っているというものでも必ずしも「狂う」に関する単語を使わなくてもいい」とのこと。

 まぁ、こだわりすぎて変になったってのは言われてみればそうかもという感じ。

 だからと言ってコンセプトから離れすぎるのもよくない。これは他の物事を決めるときは必ずそうじゃないと色々変になるからどんなことでも当てはまるね。

 そして最後に重要なのがスキルの振り仮名。師匠は僕が英語訳をヒントに組み立てているのを見て英語訳のスキル名にしてくれたけど、英語で直訳すると、「The Pride( ザ プライド) of ( オブ)Fools(フール)」という意味になるらしい。そのまま使うよりもある程度崩したり語順を変化させるのがコツなんだそう。

 勉強になりそうと思ったけど、その後に「※個人の感想です」って出てきたし、俺が毎回使うわけでもないからなぁ~

 ただ、物事にもそういう感じの段取りやらポイントやらを押さえないと上手にできないというのだけはどんなことにも共通すると思う。

 そんなことに頷きつつ、俺は寝る準備に入り、すぐに寝るのだった。


                      +++


 あれから数日、俺はプレコロに一回は入ったもののしばらく時間に間に合わずPSPをする日が続いている。しばらく上位勢の方々と戦えていないので、戦闘したい欲が大量に溜まっているうえ、イベントも近いので多人数戦を想定してプレコロを始める前にやっていた多人数戦想定の「一対多」。

 今回は縛りプレイをする。

 前回は一体ずつ対処することで難なく勝てたが、今回はわざと3体以上を同時に相手してプレイすることにする。

 理由としては、「大量の攻撃を見切れるか」「手数負けしている中でも冷静に対処できるか」この2つを問題なく出来るか。

 出来るならばカーズとの対面でも隙をついて攻撃できるかもしれないし、拮抗している状況下でも逆転の一手を出しやすくなるかもしれない。

 まぁ、連撃を余裕で対処する人に通じる確証はないけども。

 どちらにせよ自分のプレイヤースキルが上がることに違いないのでやることに変わりない。

「やってやるぜ!!」

 俺はそう意気込みの声と共に、マネキンと戦い始める。

 最初はわざと放置。

 ぞろぞろと寄ってくるマネキンを目線を動かさずにどのくらい動くかを確認。マネキンは、動いていない俺を見てチャンスを見つけられたのか突然走り出す。俺は目線と体勢を変えずにどのマネキンが最初によるかを確認する。今までのNPCとしての動き方の復習だ。

 最初に向かってきたのは左前と左後ろ、右の3方向のマネキンだ。今言ったマネキンの順に剣、斧、双剣を持っている。

 まずここで優先すべきなのは剣と斧。双剣はリーチが短いうえ、腕の動かし方でほとんどの攻撃の軌道が決まるので回避しようと思えば好きなだけ回避できる。対して剣と斧はリーチがある上、手首を小さく動かしても剣先が大きく動くため避けることはできるが大人数を想定としたとき、結構辛いだろう。

 最初に攻撃してきたのは双剣を持つマネキン。おそらくリーチが短いのを理解してヘイト稼ぎにでも出たのだろう。

 ただ、目線を動かさずに状況を確認できる俺にとっては特に問題ない。双剣など知らないと剣の方へと走り出し、剣を持つマネキンが構えたところで突きを放ち、よろけたところで右脇腹を槍で強打させ、斧を持つマネキンのもとへと飛ばす。そうすると残った双剣持ちのマネキンは状況を立て直すため待機するか、玉砕覚悟で突撃する。結果は後者。まぁ、今立て直したところで周りのマネキンが増えてくるから立ち止まる必要がないのだろう。俺は右腕から振り下ろされた短剣を槍の持ち手で受け流し、そのまま持ち手で頭部を叩く。よろけたマネキンのもとに槍の刃をバットを振るように斜めに通す。そのままマネキンが一体減る。

 それをしている時にも状況はどんどん動く。気づけばさっき吹っ飛ばした剣持ちと斧持ちが体勢を立て直し、それに加えて10体ほどのマネキンが取り囲むように近づいてくる。どの武器を持っているかは説明がめんどくさいので省略するが、所々に盾持ちがいてそれも他のマネキンを守りやすい、厄介な位置にいる。それでも俺はここから感じる高揚感で

「いいじゃねぇか!!これでこそ燃えるってもんだ!!」

 そう一人で叫びながら盾持ちのもとへと突っ込む。

 盾を構えられるが俺はそれを待っていた。軽く跳躍し右足の蹴りを思いっきり食らわせる。盾持ちは自分の盾のせいで周りが見えないので突然の衝撃に驚き、後ろにいたマネキンにもその衝撃が広がる。

 そこは盾中心に動いているのか、盾が吹っ飛ぶと好戦的な動きが少し止まる。俺はその隙に周りの盾にも牽制を加える。

 1つの盾持ちには盾を持って片手での背負い投げをして確キルを入れ、もう1つの盾持ちには盾を踏み台に飛び込み、盾持ちの後ろで斬殺ともいえるほどの、急所を的確に狙った攻撃を行い、最後に振り向いた盾持ちを構える間もなく、首元へ突きを入れる。

 だが、盾が掠ったことで首元に放った突きがずれてしまい、首を掠るほどになってしまう。

「あれま。」

 豆鉄砲を食らった後に言ったような声を出しもう一度突きを加えキルを取る。

「うーん。槍の精度も練習しないと。」

 俺はそう言い、一度立ち止まる。そうすれば多くのマネキンが一斉に寄ってくるのでそこに大量の攻撃を行い、殲滅するのだ。

「ラアッ!!」

 右、右後ろ、左前、左前の突き、左前からの一回転の振り払い、右後ろ、左の突き、右前の振り下ろし、とにかくマネキンが来た順に様々な攻撃を行う。

 俺はここで「正確さ」を意識し、どの攻撃も急所を狙うよう、微調整しながら連撃を行う。

 これを2分程行えば周辺にいたマネキンは0になる。終わったのだ。

「やっぱり正確な攻撃をするなら流れるような動きよりもある程度の静止が必要かもなぁ……」

 俺は考えたことを口にする。言葉の通りになるけど、大量キルを重視して流れるような動きで攻撃すると、どうしても一撃でマネキンをキルしにくくなってしまう。

 それならばある程度止まってでも正確な一撃を決めた方がいいのだ。

「んじゃ、実践練習開始!!」

 そうして俺はもう一度同じことを繰り返す。

 同じフィールドに同じようなマネキンがまた現れる。まるでゾンビしかいないみたい場所に1人放り込まれたみたいだ。

「さぁ来い!!」

 俺はマネキンに挑発する。聞こえるわけないけど。

 マネキンはさっきと同じように立ち止まっているとチャンスと思うのか、走ってくる。

「一旦止まって……」

 俺はそう言いながら槍を構え、

「ここで突き!!」

 そう言いながら突きを放つ。槍はマネキンの頭部を正確に打ち抜き、一瞬でキルが出来る。

「さぁ、この大量のマネキンの中で通用するか、やってみようじゃねぇか!!」

 俺はそう叫び、大量のマネキンに挑む。

 え~、前回投稿が遅くなったことについてですね。

 まず、普通に書く時間が少ない!!それに書く時間があってもその合間合間に何かあってそれが長引いちゃう!!それで書く時間が減っちゃうの!!

 まぁ、それでも本気で書けば何とかなるんだけど……その本気が出てこないっていうか……

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