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たまにやる練習が本番である

 投稿遅れた。ゴメンナサイ。

 PSPを開いた時、目の前に映る画面は前ログインしていた時とは違い、いくつかのゲームが追加され、選択画面から少しわかりやすい説明や、それをやることで鍛えられるプレイヤースキルの内容も書かれている。

 それにPSP内のランキングがリアルタイムで反映されるようになり、今までスマホでしか確認できなかったことがゲーム内でも出来るようになりより快適に自主練に励めるようになったのだ。

 そのおかげでランキングの欄には俺のランキングが1位であることを証明するようにズラリと「1」の文字が並んでいる。

 ただ、新しく追加されたものもあるのでそれらはやっていないことを示す横線が引かれている。

「じゃあ、最初はこれだよな!!」

 そう言いながら一度もやっていない「コンボ」というものに挑戦する。

 内容はさっきも言った通り、説明がある程度書かれている。「敵に隙を与えずにどれだけ連撃を叩き込めるか」まぁ、それほど長いわけでもないけども。鍛えられる内容は、武器の使い方に思考能力、体の動かし方。

 その説明をざっくりと読んで早速挑戦する。

 ロードが入り、見え始めた景色は一体のマネキンと何もないただ地面が続くだけの空間。ただ、画面内には自身のコンボ数を示す数値と思われるものや、現在のランキングを反映してくれる画面が右下に表示されている。

 試しに一度攻撃を入れると、右下の数字が0から1に変わる。

「オオ~」

 といったその時、マネキンが動き始め普通に攻撃を始める。まぁ攻撃したら大抵スタートの合図になるよね。

「ま、それでも動かない状態から始まる戦闘なんてないしな!!」

 俺は適度に攻撃しながら今回やるべきと思う課題点を挙げていく。

 まずは攻撃速度。今の速度だとほとんどの攻撃が対処されてしまう。そのためにも一手一手の速さを上げていかないと。そしてそれに加えて連撃も頑張らなきゃせっかく鍛えた攻撃の速さをドブに捨ててしまうから。

 次に鍛えるべきは連撃。今までは10~20連撃していたけどそれで終わればカーズみたいな一撃で形勢逆転されるような敵やフウまるみたいに隙が出来ればすぐに反撃し逆に連撃を食らう場合もある。

 目指すならランキングの現在一位である36回を2倍は超えるくらい行きたい。

 課題をある程度決めたところで俺はマネキンの攻撃を上に弾き、手が上がったところに右回りに一回転して左から斜め下に向かって槍を叩き込む。

 そのまま体勢を崩したマネキンに突きを5回繰り出し、後ろへ飛んでいったところへ走り、Wを描くように槍を走らせ左下から槍を振り払い宙に少し浮かせたところへ自分も跳躍し上から踵落としを食らわせ続け様に槍を振り下ろし落下しながら届く範囲での突きをさらに数発当てる。

 マネキンは対処しようと受け身を取りその場から離れようとするが、俺はそれをさせまいと地に着いた瞬間に低い位置から足元に向かって槍を振り払い、体勢を崩させる。マネキンは転ぶのでそこへ5発の突きを加えた後、低い体勢のまま走り出しマネキンの背後へと周り回転しながら重い一撃を上から振り下ろす。

 地面にヒビが入っても尚マネキンはピンピンしている。まぁ倒すよりコンボが目的だし壊れちゃったら意味ないもんね。

 普通にこんな行動をすればたいていのプレイヤーはキル出来るだろうけど、壊れないマネキンはボールのように跳ねるので俺は地面とマネキンの間に槍を通し上に向かって飛ばす。

 少し余裕があるので今のコンボ数を見る。

 今のコンボ数は23。ついでにランキングを確認すると、64のところまでしか行っていない。

 それなりにコンボ数を稼いでいると思っていたが、全然上位に行っていなかった。

 この少しの時間にもマネキンは落ち始めている。俺はマネキンの下へと潜り込み、渾身の一突きを食らわせる。

 もう一度浮いたマネキンに向かって跳躍しさらに空高く飛ばす。

 一度地に着き、マネキンから離れたところで走り出し、軽く跳躍した後に斜めからの振り払い、この行動を何度も繰り返す。時々高く跳躍し、マネキンの上から槍を振り下ろしたり、蹴りなどの体術を混ぜて攻撃したりしてコンボを稼ぐ。

 しばらく攻撃し続けてコンボ数が63になった頃気付いたことは、コンボが増えるたびにマネキンの動きが攻撃に対処するようになったこと。横からの攻撃には腕を盾のようにして衝撃を軽減するような動きや、しゃがんだり体勢を低くしたり軽くジャンプしたりしてコンボ数を稼がせまいと避けるようにもなってくる。ただ、こういう対戦ゲームなら格ゲーみたいに「コンボを稼ぐ=相手が攻撃できない」というわけではないので反撃や回避ができるというのは織り込み済み。

「それなら、その行動の意味を無くせばいいんだよ!!」

 そうマネキンに言いながら横から槍を思いっきり振る。そうすればマネキンは衝撃に対応しようと腕を立てて防御の姿勢に移る。俺はそこに軽い一撃を加える。

 マネキンは衝撃が軽かったのか、反撃するように腕を上げ殴りに行くような構えをする。

 俺は待ってましたと言わんばかりに笑みを浮かべ、持っている右から攻撃した槍の軌道を変え、左からの攻撃へと変化させる。

 マネキンは俺の体で槍が隠れていたこともあってか、防御の姿勢を取られる前に一撃加えられる。

 一度よろけたのならさらに攻撃を加えることが出来る。

 千鳥足のようになりながら、右へと動くので俺は槍を動かし顔面に向かって突きを一度放つ。

 マネキンは辛うじて掠る程度に抑えたものの、安定しないまま避けるので次の攻撃をほぼ確定で直撃させることが出来る。ただ、ここで高威力の一撃を放ってしまえばその次の攻撃は避けることが出来るかもしれない。

 だから俺は安定しない足元に、膝カックンの要領で槍を回転させ当てる。宙に少し浮くように体勢を崩し、こちらへ飛んでくるところでさっき膝の裏に当てた槍を体ごと回転させ流れるような動きで胸元に強打を放つ。そうすれば勢いのままエビ反りのような姿勢になるので腹部へ打撃の威力が乗りやすい逆突きを放つ。大の字になって地面に倒れ込むところへ足で踏みつけながら乗り込み、逃げられない体勢になったところでひたすらに突きを放つ。

 逃げられそうになっても槍でマネキンを穿つように思いっきりぶっ刺し、踏みつける位置を変えるだけである。

 このような状態がひたすらに続くのだった。


                      +++


 気づけば右下の画面は10000を超えている。ランキングも2位の人は36なので約250倍の差があるのだ。

「さすがにもういか」

 ずっと自我は保ったままだったが、我に返ったように俺は攻撃をやめ「コンボ」の挑戦を終える。

 メニュー画面に戻ればその時間はすでに21:40。始めたのがだいたい20:00頃なので恐らくもう一度やれば余裕で次の日になるだろう。それならば俺の貴重な有給が特に疲れてもいない体へのただの睡眠時間へと変換されてしまうのだ。

 それをこれまでに何度もやってしまい貴重なゲームイベントに参加できなかった辛い過去があるので早めに切り上げることにする。

 それに先ほどグリードに送ったスキルがどうなったのかも気になるというのも早めに切り上げた要因だろう。

 ギアを充電し、スマホを確認すればグリードからの連絡がいくつかある。

 内容を確認したとき、殆どがOKとなっていたのだがそこには1つだけ改善案があった。

 それは、スキル名である。

 え~投稿2分前です。さすがに一週間近く放置するのはマズいと頑張って今日書ききったのですが、あぁ~!!もう時間がない!! 前書き短いのこのせい!!

 誤字あったら報告よろしくお願いします!!

 弁明は次の話で!!

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