新情報の公開
100話目いったぞー!!!!!!!
それと活動報告にお知らせしたいことがあるのでこちらの方まで。
↓
https://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/2773350/blogkey/3514248/
棒が短くなったことで消えかけている青い炎をもう1つの枝に移す。炎が利用されないよう、一応火が完全に消えるまで見張りを続けておく。
数十秒ほど待ち、短くなった棒の炎が完全に消えたのを確認し、早速フィールドを走り回る。
ミユが最初にやっていたように、走りながら炎を敵に掠らせる。勝手にプレイヤーが燃えていくので経験値はどんどん溜まっていく。爽快感はそこまでないけども。
そう走り回っていると、棒がかなり短くなっており、これ以上持ち続けると自分の手を通って全身に火が回りそうなので、炎を敵に擦り付けて経験値を稼ぐ作業をやめることにする。
炎が完全に消えるのを見届けながら、自身のステータスを確認する。
最初に集まった時よりも4レベル上昇している。結構なキルを稼いだのだと思うが、パーティーを組んだため効率がよくなったというのもあるのだろう。元々割り振っていなかったポイントを含めて自身のステータスに加算する。
「みんなも炎が消えた頃だろうし、集合しよーっと」
俺はそう言いながら、パーティーメンバー全員にチャットで集合する旨の文を送信した。
+++
「それでは、また今度。」
「さようなら~」
「ばいばーい」
それぞれが声を上げてパーティーを解散する。時間も22:00過ぎたくらいだし、俺はログアウトするか。
ゲームを終了し、ギアを外す。
そんな時、スマホにグリードからのメールが届いた。「再来週、アップデート入れるから」の文と共に、1つのファイルが添付されていた。
それをタップし、詳細を確認すると、アップデートの内容がそこには書かれていた。
今回のアップデートはかなり豪華で、不具合の修正は勿論、新たに追加されるものを告知するような内容となっていた。そのうちの1つがお隣さんこと「ヒノモト」という名前のNPCの追加。スピアとは違った戦闘スタイルを味わってほしいのか、差別化するように彼女が使用するスキルがいくつか画像と共に紹介されている。
共感してくれる人は少ないのだろうけど、なんかビデオゲームの新キャラのアクションが雑誌で紹介される感じみたいだな。
次の内容はというと、St.exの追加。
フィールド内ではレベル差によるハンデが無くなるよう、レベルが最大値で固定され、最大値に達していないプレイヤーは入場前に足りないレベル分のステータスポイントを割り振れるようになっている。
経験値が得られないというデメリットもあるけど、デスペナルティがなく気軽に攻めることが出来るようになる上、St.exに入場していると条件さえ満たせばそこでしか手に入らないスキルやら装備が出現するのだとか。「経験値」を得てレベルを上げるか、「キル」を稼いで「スキル」を手に入れるか。それをプレイヤーが吟味するのも醍醐味になるのだろう。
ただ、「.ex」とついているほど特別なのか、運営が称号の有無関係なしにキル数やHPの削った量に応じてプレイヤーを選定し、選ばれた1000人だけが入場できるというフィールドとなっているのだ。
ここだけを聞けば、「俺も入れるかな……」ってなるけども、補足説明みたいな形で「公認NPCである、スピアと次回アップデート時追加のヒノモトはSt.exにも出現します。」と書かれているのを見て、顔パスなんだなぁ……と思いながら苦労して入って来るであろうプレイヤーたちに申し訳なさを感じた。
今の内容だけでもかなり豪華に感じるが、アップデートの内容はまだある。
レベル上限が200まで上がったのだ。その上、今後もプレイヤーの平均レベルによって上限を引き上げていくらしい。
また、それに応じてプレイヤー同士のレベル差によるステータス弱化やステータス強化の効果が縮小されたのと、プレイヤーのレベルに応じて入場可能なフィールドに制限が入った。レベル上限が上がったのは嬉しいが、ステータスの割り振り方に課題が出てしまった。
レベルが上がるたびに一回一回ステータスポイントを割り振るべきなのか、10レベルとか50レベルおきにステータスを一気に割り振るべきなのか。そんなことを考えながらまだまだ出てくる情報に目を通す。
次の内容は次回イベントについて。
次回のイベントはタワーディフェンス形式のPvEを行うのだ。詳しい内容が伏せられているため、それについてはまた後日ということなのだろう。だが、日時については公開されているようで、再来月の上旬に行うらしい。ちなみにNPCである俺やお隣さんがプレイヤーの陣営なのか、モンスターの陣営に行くのかについても伏せられているので、当日のお楽しみということなのだろう。
最後の内容というのは、プレコロと連携可能なソフトの追加だ。GMTが開発したそのソフトの名前が「VRIVE」という名前で、このソフトがつくられた目的が「VRゲームを動画としてまとめる際の問題である画面の歪みやライブ配信が出来ないこと」という問題を解決するために作られたのだ。「現実世界で見れないなら仮想現実で見よう」という考えの元完成したらしく、動画投稿サイトにも引けを取らない機能などもある。
詳しい情報は別のサイトにあるので、そちらのサイトにアクセスし、説明文を読む。
VRIVEはギアからアクセスする動画投稿サイトであり、スマホから見ることのできる動画投稿サイトとは違う。だが、一部の動画をギア越しに見ることが出来たり、VR内の動画をそのまま動画投稿サイトに送ることもできるようになるそうだ。今後も動画投稿サイトと提携を結んで改善していく見通しを持っているとも明言しているし、これからも利便性が大きく上がるのであろう。
また、ギアを装着したまま専用の個人フィールドでプレコロ内の動画を編集したり、プレコロ内でライブ配信をしたり、プレコロをしながら配信を見ることが出来るのだ。
要するに参加型配信が出来るということ。今までは画面を編集しないと、パソコンにギアからの映像を繋げても配信者本人が確認できなかったり、映像がねじ曲がってしまうせいで見れなかったわけだが、今回のソフトが配信されることでその問題が改善される。
投げ銭もできるしかなり便利なのだ。
この前のイベントのコメントから話題になったとはいえ、まだ一週間だよ?期待に応えすぎじゃない?
でも、今度実装されたらやってみたいな~。参加型。




