表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
55/139

第52話:森は遠い

 ルイスの忠告から随分時間が経った。


 一ヶ月ほどだろうか。


 まだ追手は来ていない。



 もうすぐだ.....もうすぐで森へ着く。


 森に入れさえすれば追手に見つかることはないだろう。


 危険な森だ。


 気を引き締めないといけない.....が.....



「もうすぐ森ね!あとどのぐらいかしら!楽しみだわ!」


 ミル.....お前はなんでそんなに楽観的なんだ.....



「ミル!森は危険なんですよ!もう少し危機感を持ってください!」

「そうか。森ってのは危険なんだな。入ったことはあるがそこまで危なくは......」


 ジェット......余計なこと言ってんじゃねぇ!


 こんなんだからミルも楽観的なんだよ.....


「ふふふーん。」


 鼻歌歌ってるし.....


「ふふふふふーん。」


 ちょっと音痴だし......



「ほら、集中してください。急ぎますよ。」

「はーぁーい。」


 なんか不満そうな返事だな.....


 ま、仕方ないか.....




 ーーー




 《ロックショット!》


 今日もいつもと同じように食料ゲットだぜ!


 とはなったものの.....


 もうすぐ森へ着くと言ってから一週間が過ぎる。


 終わりの見えない旅ってのは厳しいねぇ.....


 森までもうすぐだと思っていたのだがまだ着かないとは.....



「ねぇ!まだ森に着かないのかしら!ラーファルト!」


「着きませんね.....」


 まぁ、本当は着かない方が楽なんだけどなぁ.....



「うむ.....普通はもう着いてもいい頃だろう。」

「森に行ったことがあるのですか?」

「まぁ、詳しくは知らんが森の位置ぐらいはここで何年も生活していると分かる。」


 なるほど.....こういう時の勘は当たる.....



 つまり.....


「何らかの攻撃ですか.....?」


「ああ、警戒はしておいた方がいいだろう。」


 Sari。考えられる攻撃としてはどんなものがある?


『幾つもの選択肢の中から考えると可能性の高いものは次のどれかです。』


 ⓵空間延縮

 ⓶異空間転送

 ⓷無限空間


『しかしこれらの他にも方法は数多く存在するため特定できません。』


 うーん.....


 空間延縮は空間を伸ばしたり縮めたりするのか.....


 これが一番簡単そうだな.....



 異空間転送.....いや、これは難しいだろ.....



 相当な敵じゃない限り使えなさそうな技だ.....


『いえ、無限空間の方が難しいことが多いです。』


 うええ.....!!まじかよ。


『異空間転送は転送の方法をワープにすれば難易度が跳ね上がりますが、ホールにすると簡単です。』


 なるほどホールね.....十分難しいけど.....


『異空間は自身の思い描く情景に設定すれば簡単に構築できます。』


 俺の話は無視なのか.....


『無駄な喋りはしません。』


 今、したぞ!!!


『それに対し無限空間は自身の設定した範囲内を半永久的に構築します。』


 でも構築するだけだろ?結構簡単じゃ.....


『いえ、全く同じように構築するのが難しいのです。細部までこだわる必要性があり、大量の魔力や時には生命力を消費します。』


 力の前借り.....センジュが使っていた命の契約の類か.....


『その通りです。』



 無限空間.....どこかで聞いたことがあるんだよなぁ.....



 まぁ、今気にしても仕方ないか.....



 道のりが長いのが気のせいの可能性もある訳だし進むしかない。



「とりあえず警戒して進みましょう。」

「ああ、分かってる。」


 そうしてまた森へ向かい足を踏み出したのだった。

こんにちは。フィッシュスターです。


14浪生転生記を読んで頂きありがとうございます。


先日のネトコンでは不甲斐ない結果になってしまいましたが、来年はリベンジできるように精進していきます。


さて、今後の活動についてです。


私事で申し訳ないのですが身内が倒れました。


本当は来年に向けて投稿頻度を高めたいと思っています。


しかし、学校と並行しての執筆、そして今回の身内の件でむしろ投稿頻度がかなり落ちそうです。


一ヶ月ほどで投稿頻度を戻せると良いのですが、詳しい時期は分かりません。


私も時間の合間をぬって執筆を続けますのでこれからも14浪生転生記を読んで頂けると幸いです。


これからも多くの方にこの物語が読まれるように精進していきます。


長文を読んでいただきありがとうございました。


早めに投稿頻度を戻せるように努力していきます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ