第207話:地下へ
本編更新再開です!!!
「だ、だれっ.....ふぐっ.....!!」
《ロックショット》
声は上げさせない。
突入と共にそこから見える衛兵を鎮圧する。
敵を増やされるほど、作戦が崩れる。
家の中の敵に俺たちの存在が悟られるのはできるだけ後がいい。
「ルア。消音。」
「了解。」
その短いサナとルアの会話が聞こえた。
《漏音の結界》
ルアの貼った漏音の結界.....いわば、音を消す結界は二つだ。
一つはこの豪邸の敷地を全て覆い尽くすような共鳴の結界。
これは豪邸外部に抗争がバレないためのものだ。
戦闘音から市民が国の機関などに助けを呼ぶかもしれない。
そういうのを警戒しての結界。
そして、二つ目、これは家自体を守る様に作る。
こちらは、俺たちの外での戦闘音がバレない様にするためだ。
だから、家に突入すると同時にこれは切る手筈となっている。
それにしても.....庭が広いな。
《ウォーターガン》
庭の裏なんかにいる敵はまだ俺たちの突入に気がついていない可能性すらある。
「結界、解除。」
そうルアが言うと、家の周りに貼ってあった結界が解ける。
これで、家の中にも俺たちの音は届く。
「ラーフ!」
「ろっく.....」
『熱反応あり。武装しています。こちらの突入に気付いているかと。』
へぇ.....音も聞こえてなかったはずだが、対応が早い。
流石、魔神聖の部下たちと言ったところだろう。
《ライクオーシャン!》
「ぶわっ.....!!」
水と共に押し入るとするか.....!!
《ウォーターエクスプロージョン!》
俺の魔力のこもった水は爆発する。
家の玄関あたりは完全に破壊した。これでドア付近の敵は制圧.....
いや.....
「ガルス流.....」
「一人だけか。」
キィンと音を立てて、ウォーリアが敵がその技を放つ前に止めた。
「今!」
そうサナが言う前にジャガーは動き出している。
「ガルス流!急手!」
《光剣!》
こちらの対応はある程度まではマニュアル化している。
残党は出来るだけ無くすが、俺の対応より剣士での対応の方が早いと判断すれば、そちらに任せる。
そして家の中に入った.....
Sari、反応はどうだ?
『家内構造、隠し部屋複数あり、熱反応、地下多数。鉄格子も存在しています。』
早くて助かる.....!!
《ロード!》
そうして、最速で、地下に潜る。
土を掘り、地下へ潜る魔術だ。地下に道なんて作るのは容易い。
「.....全員潜るのは危ない。ルアたちは待機!」
ルアは回復魔術も使える。地上で時間稼ぎは簡単だろう。
それに、結界の維持にも注力してほしいという部分もある。
《トランスペアレント》
地下へ移動しながら透明化を発動する。
俺以外も、全員だ。
魔神聖はこれ、気がついていたが.....他はどうだ?
《リセット》
「透明化が.....!!」
そう、サナが驚く。透明化がすぐに解除されたのだ。
「いるな。強いのが一人は.....!!」




