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14浪生転生記~異世界にいる今、自由を求める~  作者: フィッシュスター
第十一章:歩みを止めず

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第206話:突入開始

「ラーファルト.....ここが言ってたとこなのか?」

「あ、ああ。そうみたい.....」


 ジャガーの質問にラーファルトも困惑ぎみにそう答えた。


 目の前に広がるのは今までに見てきた貴族の家と桁の違う大きさをしている豪邸だ。


「ラーフってやっぱり、ヤバい奴に殺されかけてるっていうか、狙われてるっていうか.....」


 そう発言するサナは魔神聖のことを思い浮かべて言っているのだろう。


 ラーファルトは一度、そいつに殺されかけた。


「もう、狙われるなんてごめんなんだけどな.....」

「ラーフ.....やっぱり怖いの?」


 と少し弱気なラーファルトの発言に心配をする。


「うん.....怖いよ。でも、やるしかないから。」

「.....じゃあ、私は隣で歩くだけね。」


 嬉しいことを言ってくれる。俺の行く場所がどんなところで、どんなに茨の道だったとしてもサナは多分、ついてきてくれる。


「だが、魔神聖はいないんだろう?」

「うん。エミルの情報によると、数年は家を留守にして、違う大陸に遠征する予定が入ってるらしいから.....」


『魔神聖は、世界中で権力を持つ者であるため、世界中に家があるなんて噂さえあります。というより、判明してるだけで10個はあります。』


 金持ちめ.....


 と少し恨めしく思う。


「かといって、油断も出来ない。最速で攻め入ろう.....」


 ルアは油断なんて一ミリも感じない顔でそう告げた。


「うん。じゃ、突入する前にとりあえず作戦共有ね。てことで、ロードリングお願い。」


『作戦共有を開始します。』


 うん。最近、こんな使い方があることに気付いた。


 楽だな。


『魔神聖の敷地は広いため、グループを三つに分けます。ラーファルト、サナで一つ。ジャガー、ウォーリアで一つ。ミア、シーア、ルアで一つです。』


 俺とサナのグループは、二人だけど、そこを俺の手数でカバーするつもりって訳だな。


 ジャガーとウォーリアは、ウォーリアの守りでカバーする。それに、最近はジャガーに冷静さがある。火力も十分だろう。


 ミア、シーア、ルアは時間を稼ぐような役割が強いな.....


 だから、ルアで回復やバフを配れるし、ミアで、足止めした敵を一掃する火力も持ち合わせる。


『ラーファルトグループは奥へ進むことを心がけて下さい。目の前の敵は一瞬で制圧出来るのが理想です。』


 ま、サナにそれは難しいだろうから、無詠唱魔術の俺の火力がそこは必須か.....


『ジャガーグループはラーファルトの詰まった相手を倒すことを、ミアグループは敵の数が多い時の足止めを行うことを心がけて下さい。作戦は以上です。』


「各自、質問は無いわね?」


 とサナが問いかける。


 準備は万端だ。


「それじゃ、突入開始よ.....!!」


 サナのその言葉と共に俺たちは駆け出したい。

一年間ありがとうございました!

来年もよろしくお願いします!


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