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14浪生転生記~異世界にいる今、自由を求める~  作者: フィッシュスター
第十一章:歩みを止めず

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第200話:朝日は昇り、そして沈む

200話!!!大台です!!!

「ぐぬっ.....!!」


 と変な声をあげて敵は驚く。


 今まで通らなかった攻撃が通ったのだ。


 それも、様子を見るに攻撃が通る理由も分かっていない様子だ。


 この感じだと、自分がなぜ攻撃が防げているのかも分かっていなそうだな。


「ウォーリア。鳴らし続けてくれ。」

「言われなくとも。」


 それは同時に俺が「サウンドキャンセリング」を使用し続けることを意味する。


 てかこれ音波攻撃以外を防ぐために使えないのか?


『周波数を大きくして耳をキーンとさせることぐらいは出来ると考えられます。』


 あの地味ーに嫌なやつか。こいつに使ってみるのもありっちゃありか。


 敵の剣術は幻惑流.....正直、俺たちの人数が増えるほどその技は使いにくくなるだろう。


 幻惑流は不意打ちのような剣術。人が多いほど、その種が破られやすい。


 最も、上澄みになれば幻惑流は何人いようが関係ないらしいがこいつは違うな。


 俺とミア二人で攻撃しているとき、幻惑流を繰り出せていない。


 自分の魔力の特性にかまけて、剣術をサボっていたっていうところだろう。



 俺が倒してもいいが.....


「ラーファルト様。ここは私めに任せて頂けますでしょうか?」

「ああ。今までの恨み。晴らしてやれ。」

「畏まりました。」


 せっかくなら魔術の練習でもしてやるか。


 《サウンドキャンセリング》


 〔ほら、立てよ。最後は剣士らしく一騎打ちだ。ミアがな。〕


 魔術を用い俺がそう言うと敵はノロノロと立ち上がり、剣を構える。


 だが、その目と体で勝敗は決まっているようなものだ。


 また体が痛むことをその敵は恐れている。


「殺機のミル。参る。」


 腰の座った良い構えだ。


「ふ、不動のムーブ。参る。」


 ありゃぁ.....この一騎打ちの結果.....見るまでもない。


「ガルス流!奥義!」

「ひっ.....げ、げんわ.....」


 《一閃!》


 ムーブが攻撃を繰り出す前にその攻撃は顎にクリーンヒットする。


 それもあの短い時間で何回か切っているようだ。ボコボコだな。


 それでも、殺していないのはまあなんというか良いところだ。


「帰るか。全員で。」


 そう俺はミアに声をかけた。



 ーーー



「そうですか.....旦那様方はまだ.....」

「はい。」


 戦いの後、先に避難していた人々と合流し、対応をシーア中心に任せては、ミアと話している。


 もちろんサナも一緒に。


「.....それにしてもサナ様がいたとは思いもしませんでした。」

「ええ。最近まで、あの村の人とは全く会えなかったので俺は嬉しい限りです。」


 少しずつら希望が見えてくる。


 モルガンやエミリアもまだ生きているのではないかと思える。


「.....旦那様方がいるとしたらジャック王国の可能性が高いと思われます。連れ去ったのはジャック王国なので、サナ様が特殊かと。」

「うん.....私は連れ去られた結構特殊な奴隷のされ方してると思う。」

「となると.....探すべきはジャック王国で奴隷のいる場所か.....」


 ジャック王国は色々面倒なことがあった場所でもある。


 出来れば足を踏み入れたくない地ではあるけど.....


「俺もジャック王国を探して.....」

「.....いえ、必要ありません。私が一人ジャック王国で.....」

「駄目。」


 そうサナが呟いた。


「一人でなんて探させません。私はモルガンさんやエミリアさんのことが好き。もちろん、お母さんやお父さんも。好きな人たちを探すことは私たちの負担じゃないから。だから、私たちも一緒に探します。」

「俺も同じ気持ちです。家族をミアだけに探させるなんてことは出来ません。」


 ミアははっとするかの様に口を少し開けては、少し微笑み。


「そうですね。一緒に探しましょう。」

 と静かに告げた。


「それにしても、今の二人はどのようなご関係?」

「ブフッ......!!」


 突然ストレートをぶち込まれたような気分である。


「ああと.....ええと.....」

「ええとぉ.....そのぉ.....」

「んん〜?」


 しどろもどろとするラーファルトとサナにミアは容赦しない。ガン詰めである。


「こ、恋人です.....」

「こ、恋人です......」


 と二人で口を揃えて言い、顔を二人で赤くした。


「そうですか。今や、あの小さかった二人が.....」


 とミアが懐かしそうにしている。


 まるで遠くに昔の景色を見ているかの様な顔をしていた。


「十年以上.....今まで何があったのかとりあえず互いに話しませんか?」


 ラーファルトはミアにそう提案し、ミアもその言葉に嬉しそうに笑い口を開く。


「たくさん聞かせて下さい。」


 笑顔と共に夜は更けていく。


 そして、朝が来る。



 朝日が動き昇る様に、14浪生転生記も動き始めていた。


 その動きの向きは、昇るのか、それとも沈むのか。


 そのときは、まだ誰も知らなかった。

この話で14浪生転生記が200話を突破しました!!!ありがとうございます!


物語も初期から張り巡らせている伏線を少しずつ回収するフェーズになってきています。


14浪生転生記は私の処女作ですが、こんなに長い物語になってしまっていて、物語に破綻が生じていないか心配ではあります。(破綻はしていないと信じたいです.....)


更に、更に面白い展開に出来るようにしていきますので、私の思い描く14浪生転生記という物語をこれからもよろしくお願いします!

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