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14浪生転生記~異世界にいる今、自由を求める~  作者: フィッシュスター
第十一章:歩みを止めず

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第188話:天からのお告げ

展開を変更したのと、用事も相まって更新を一日お休みさせて頂きました。


平日更新やっていきますので14浪生転生記をこれからもよろしくお願いします!

「次にラーファルト・エレニアが現れた時に。以前と同じように動け。これは、天からのお告げだ。時を経て、再び地に舞い降りた。」


「.....」



 ーーー



「なあ、俺の目の前に見えるのは幻か?」


 そうジェットが面倒な表情で語った。


「我が主!」

「我が主!」


 そう叫ぶのは魔物の集団だ。


「私も幻だと信じたいわね。」


 シーアはもうこの状況に諦めた様子だ。


「荒野の覇者の名の下に!」

「荒野の覇者の名の下に!」


 え、いやこいつら荒野の覇者のあの雑魚たちか。


 俺が蹴散らしたやつらの残党.....


 はあ.....めんど.....


 てか何年越しの恨みだよそれ。


「いいよ。こいつらは俺が片付けるから。」

「え、でも、この量.....」


 もう奴隷のいる場所まで先は短い。


 ならば、俺がこちらの被害を最小限に抑えるべきだろう。


「一撃で蹴散らす。」


 そう告げ、皆よりも少し前に出る。



 杖を取り出し、そのまま風の魔術を用いて空へ舞った。


 こいつらとの戦いこんな感じだったな。


 そう考えながら地上を見渡す。


 幾千もの魔物。


 それで埋め尽くされている。


 地上の先には今から俺たちの行く場所が見える。


 あそこで、奴隷にされている人がいる.....


 必ず助ける。



 もう目的地までの先は短い。


「さっさと済ませよう.....」


 そう告げれば杖を前に出した。


「荒野の覇者の仇!!」


 《ウォーターガン》


 背後から迫ってきていた敵に魔力探知で照準を合わせ、撃墜する。


 前の時と違い、少し進化し、強くなってはいるようだ。


 ま、関係ないな。


 飛ぶやつもいるが、それは個別で倒してやろう.....


 《デスマジックパワー!》



「うわぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!」


 と魔力を直接ぶつける見えない高威力の攻撃に蹂躙されている。


「なんだ!何が!覇者様!」

「覇者様の仇!討てぇぇぇぇ!!」


 んー、しつこいな。


 《デスマジックパワー!》


 今度は威力を下げ、代わりに正確性を上昇させる。


 ついでに空を飛んでいるやつも落とす。



「は、はしゃ.....さ、ま.....」


 こんな人間味があるけど、これでも魔物。


 俺たちを食べる害虫だ。いずれ共存出来るのだろうか。


 出来ればこのような胸糞悪いことはしなくて良くなる。


 ただし、今、こいつらは倒さなければならない。


 殺されなければ殺される。こいつらを倒さなければ俺たちが倒される。



 さて.....


「なぜここが分かった?」


 風魔術を解除し、目の前のギリギリ生きている魔物へ声をかけた。


「か、か、か.....」

「ん?」

「か、、仇.....」

「チッ。」


 と思わず舌打ちしてしまう。


 魔物が進化し、知性に目覚めたはいいが、語彙力みたいなのは幼稚園児並だな。


「ならお前に聞こう。なぜ、ここに来た。」

「ラーフ!」


 サナも来たその瞬間、その魔物は答えた。


「は、覇者の.....天からのお告げが.....」

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