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第139話:20秒耐えてくれ

更新遅くなってしまっており申し訳ありません!

学校のテスト期間なので許してくださぁい!!

「さあ、ラストバトルだ.....!!」


 そう言って俺は敵に杖を向ける。


 杖を俺はあまり使わない。


 正直、魔術師の割に剣も使う俺の戦闘スタイルでは杖を常に手に持っておくのは得策ではない。



 それに、杖の本来の役割である使用魔力の節約。


 正直、魔力量の多い俺には必要ない。



 ならばなぜ、今それを取り出したのか。


 答えは簡単。



 フェイク。


 今の敵は焦り、苛立ち。


 その他の条件も相まって冷静さを少しずつ失って来ている。



 杖の使用時は大きな攻撃が来ることがほとんどだ。


 それを警戒してしまえば.....


 敵の足が止まる。


「かかったな.....!!」



 一滴。


 エアーアセンドで上空に舞い上げたウォーターガトリング。


 それが落ちてくる。



「これは.....」


 腕に一滴。


 俺の魔力が含まれたその水が落ちて来た。


 その事実への驚きと、危機感を敵.....タンジェントは持つ。


「貴様.....!!」

「水の恐怖を知れ。」


 刹那、技の速度を加速させる.....


 避けさせることなどしない。


「いや、まだ.....!!」


 水の包囲網から逃げられると思うな.....!!


 攻撃範囲から逃げようとしても.....


「俺には通じない。」

「なっ.....!!」


 魔力操作。


 魔力の面を捉え、操る。


 その指向性を操作できる。


「魔術が曲がっ.....!!うっ.....!!」


 入った.....!!


 無敵化を解いたのだ。


 《ムーブドウインド!》


 足を止めるな。


 攻撃を続けろ。


 再び無敵化を発動させるな.....!!


 《アンダーフローズン!》


「動けね.....!!」

「覚悟決めとけ。」


 ブンッ.....と鈍い音を立てて彼の頬に右ストレートが入る。


 ブンッ...ブンッ...ブンッ.....


「くっ.....!!小癪なぁ.....!!!!」

「.....!!」


 敵の放ったその迫力に危険を感じ離れる。


「英雄譚なるその神秘。古き時を生きとし生きたかの者よ。時を超えよ。空を超えよ。我、この世の覇者とて君臨させたまえ。まごう事なき堕天の力。王の覇気をここに.....」


 《命の契約-速-》



「うおおおおおおおおお!!!!!!」

「理性を完全に失ったな。」



 ここまでいくと、むしろ殺すしかない気がする。


 だが、無敵化のか.....本当に随分面倒だ。



 命の契約といえば.....


「うおおおおおお!!!」


 この規格外の身体能力向上だな。


「早すぎだろ.....」


 と、いいながらもその攻撃を俺はかわす。


 早かったとしても理性がなく、攻撃の軌道は読みやすい。


 体力負けがない限りは大丈夫だろう。



 問題はどうやって無敵化を攻略するか.....


『あいつの無敵化を解除する方法があるわ。』



 ルア.....!!


『私の魔術なんだけど.....ただ成功するか分からない。ライナもウォーリアもあなたもいるとなると攻撃を制限する必要があるわ。』


 ルアが攻撃するということは.....


「うらあああああああああ!!!」

「おっと.....」


 《マッドスピアー!》


 敵の攻撃を避けるなり、こっちもカウンターを放つ。


 だが.....


「おいおい.....早すぎだろ.....」


 なんかいつの間にか避けてる。


 速度は前見た命の契約より早いな.....


 変わりに攻撃は単純と.....


 ならば.....!!


「ウォーリア!20秒耐えてくれ!」

「.....全く、こいつ相手に20秒か。任せろ。」

「頼んだ。」


 《ムーブドウインド》


 木の上。そこにいたウォーリアと入れ替わるようにして、ルアの元へ俺は話に行った。

次回更新は来週の火曜以降になります。


更新頻度が学校の関係で落ちていますが、テスト期間後は戻しますのでよろしくお願いします!

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