第137話:連携くそなの。
更新遅くなってすみません!7月中は不定期更新をお許しください!
ウォーリア視点
「あは、あはははは。あはは〜。」
うーむ.....
だいぶ面倒というか、敵の無敵化解除条件が分からない。
それが分からない限りは勝ちようがない。
「あはあはは。」
相変わらずきもいキャラクター感出てるし。
「クリス流!嶺!」
《水面》
「あは、あはは。効かない。効かないよ。あはあはは。」
とうとう俺の攻撃を避けることさえしなくなった。
うざったいな。
これじゃ本当にただ足止めされているだけだ。
「こっちからも行くよ。あは、あはは。」
「オアフ流格闘術」
《射影》
遅い.....防げ.....
いや、伸びる.....!!
「ぬっ.....!!」
ドォォォォォンと轟音を響かせながらウォーリアが吹っ飛ばされる。
「攻撃が伸びて来たな.....」
「そう。そうなの。大抵は今の防げずに動けなくなるのにね。あはあはは。まだ戦えそうなんだね。あはあはは。」
「ああ。次は止められるな。」
「多分そうだね。あはあはは。」
初見での今の攻撃は対処が後手に回る。
吹っ飛ばされるのは仕方がない。
が、次はない。
次は全て防ぐ。
「.....あは、あんた誰なの?」
「ルア。」
チラッとルアが俺の方を見た。
というかいつ出て来た.....!!??
が、そんな細かいことは置いといて.....
「考えがあるんだな。任せろ。」
「ルアってあのルア?じゃあ参謀は?」
「倒した。」
「倒したってアリアリを?」
「アリアリって.....いちいちお前らの名前なんて覚えているわけないだろう。」
そうか、ルアはオアフ族の一人を倒してここまで来たのか。
それで考えがあると.....
「名前も知られず。覚えられず。醜く。醜態をさらして死ぬがいい。」
なんかセリフが悪役っぽいなと考えながらも俺は構える。
ルアがするのはおそらく.....
「聖なる裁きはこの地に落ちる。」
思った通り詠唱だ。
もちろんそんなことを敵は許そうとしない。
「オアフ流格闘術」
それを俺に守れって言うんだろう?
《六芒星》
「伸びるだけだな。」
それだけなら受け流すなど容易。
ルアを目掛けての攻撃は全て俺が受けよう。
「クリス流奥義」
《聖牙》
攻撃のダメージは通らなくとも.....結構吹っ飛ばされるだろう?
「あは、連携くそなの。あはあはは。」
「聖なる空はこの世を見下ろす。聖なる目は天へ浮かぶ。地に写せ。倣え。顕現せよ。我の手に渡らせよ。操らせよ。数多の光よ。打ち砕け。この世に破壊を生み出したまえ。」
《攻撃決壊-塵》
俺には何が起こったのか分からなかった。
ただ、ルアがとんでもない攻撃をしていることは分かった。
「おいおい.....いつ出来るようになったんだよ.....」
目の前には傷のついた木。
倒れた木。
それでも俺に傷はついていない。
「うーん。いつの間にか?詠唱覚えたから。」
「くっそ.....天才だな。」
目の前に敵の姿は1ミリもなかった。
できるだけ平日投稿でやっていきます!




