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第131話:元の顔

本日連載一周年!!!!

三話更新予定!!!!

「大地から湧き出る大河となる熱よ。その聖霊よ。我が手にその熱をもたらし、相手の手札を溶かすほどの強大な力を分け与えん!熱よ!相手の防御を打ち砕く、最大の鉾となれ!ああ、神よ。その熱を線として、放出し、世界の敵を溶かし尽くせ!!!」


 《マグウィップ!》


「ガルス流!急手!」


 《一閃!》


「ふぅ.....これで全部倒したな。」

「うん。良い連携だったよ!」


 それにしても.....ライナの魔術の正確性が凄いな。


 コアを一度も外さない。


 これに魔力探知がついた時は恐ろしいだろう。



「それじゃ.....」


 刹那、ライナの顔が青ざめる。


「ミサール!後ろ!」

「え.....」


 咄嗟に体を捻らせる。


 が、その剣はミサールの腹を刺した。


「くっ.....!!」

「ミサール!」


 《ロックショット!》


 ライナの後ろから来ていた敵を攻撃し、動けなくする。


「かろうじて避けたか。」

「チッ.....盗賊か。ついてないな。」


 血が出ている。


 が、この人数にこの傷.....


 直す暇はない。


 《ハートヒール!》


 一応応急処置として止血を行う。


「ミサール.....!!せ、接近戦は任せるわ。」

「ああ、サポート頼む。」


 《アンダーフローズン!》


 足元を凍らせるが.....森の中。


 そこで戦うこの盗賊たちの反応は悪くない。


「避けるのか.....」

「うおおおおおお!!!」


 《ドレイナー!》


 そうして剣を振り攻撃してくる相手にカウンターを入れ込む。


「水の神よ。流動的なその体を我に預け、我の通る道を作る礎となりたまえ!」


 《アイスフィールディング!》


 俺がさっきアンダーフローズンで凍らせられなかった分階級を高くしたか。


 ただ、魔力量の差から威力は俺の方が大きいから、さっきのアンダーフローズンとほとんど変わらない。


 それでも、ライナからの攻撃は敵にとって不意打ちというのもあるだろう。


 多くの敵の動きを奪った。


 《ブロードフレイム!》


 広範囲の炎で敵を攻撃する。


 が、近づいてくる気配はないな。


 数的有利から耐久戦を行うつもりなのか。


 《ロックショット!》


「今!」

「くっそ.....!!」


 タイミングを揃えて攻撃してきやがった.....!!


 知恵があるタイプの盗賊っているんだな.....


 《ウォーターフォール!》


 一気に薙ぎ払う.....!!


「舐めるなよ小僧がぁぁぁぁぁ!」


 《リセット!》


 その効果は.....


「魔術の無効化か.....!!」


「調停の技」


 《霹空!》


 俺とライナは視界から消える。


 今のはさすがに受け切れない。


 《トリックフェイス》


 魔術を無効化され、一瞬元の.....ラーファルト・エレニアの顔に戻ってしまった。


 それをミサール・ノイルの顔に戻す。


「ライナごめん。トリックフラワーを.....」

「い、いや。だ、大丈夫。」


 ライナは顔を隠していた。


 トリックフェイスが解除されたのは俺だけじゃなかったようだ。


 どこか、その雰囲気に覚えがあった。


 この子.....いや、野暮か.....


「俺、見てないから。」

「あ、あ.....うん。」


 ライナは赤面していた。


「今の.....ラーファルト.....??」


 そうミサールに聞こえないように呟いた彼女は、赤面した顔を隠すかのようにトリックフェイスの詠唱を唱え始めた。

ランキング入り&40000PV &ユニーク10000PV &連載一周年本日到達記念

毎日投稿中!!!


本日三話分更新しました!

こちらラストです!!!


連載一周年ありがとうございます!

激アツな展開に刮目ください!

ブクマ、評価お待ちしています!!!

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