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コキーユ

作者: 物語のあるリボン/いろいと

物語のあるリボン作家『いろいと』です

私の作るリボンには、1つずつ名前と物語があります

手にとって下さった方が、楽しく笑顔で物語の続きを作っていってもらえるような、わくわくするリボンを作っています


関西を中心に、百貨店や各地マルシェイベントへ出店しております



小説は毎朝6時に投稿いたします

ぜひ、ご覧下さい♡



Instagramで、リボンの紹介や出店情報を載せておりますので、ご覧下さい

hhtps://www.instagram.com/iroit0

描いては消える砂浜に、何度も可愛いお魚を描く

せっかく可愛く描いた絵が今度は消えてしまわないように

さっきの場所から少し後ろへ下がっている



ざざーんと大きな波が足元まで近づいていると思ったら

後ろから来た波の方がもっと大きかった

『あぁー!!』

と少し悲鳴にも近い可愛い声が、穏やかに打ち寄せる海の音と共に聞こえてきた



濡れたおしりと小さな足にたくさん砂を付けて

よちよちとこちらへ歩く姿は、どこかペンギンを思わせる

途中、途中で何度かしゃがみながらこちらへ向かって来た



『あーぁ・・・濡れちゃったね。ふふっ』

『あんねぇー、こうやってね!かいてたら、ざばーん!てきたの!それでねきえちゃったの!!』



身振り手振りで海からの消しゴムに付いて教えてくれる

大きく海になりきって動く右手を見ると、なぜかグーになったままだったので

『おてて、どうしたの?』

と聞いてみた



すると満面の笑みを浮かべ得意そうに掌をパーにしてくれた



『かわいいでしょ!たくさんおちてたから、ひろってきたの!』

『わぁ!可愛いね。貝殻だね!!』

『あっちにたくさんあるんだよ!』



握り締めた手の中には小さなホタテが入っていたような貝殻と

カタツムリが住んでいたような渦巻の貝殻があった



はやくはやく!と走り出すと私も思わず駆けだした

白い砂浜を勢いよく駆け抜ける

波の音が心地よい



まてまてーと走り出したからか

追いかけっこと思った娘は全速力で逃げる



もうすぐ夏がやってくる

走れば汗ばむ陽気に

キラキラした太陽が二人を優しく見守っていた

最後まで読んで下さり、ありがとうございます


色々なお話を書いておりますので、どうぞごゆっくりとしていってもらえると嬉しいです


また明日、6時にお会いしましょう♪

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