前へ目次 次へ 9/19 二人がいた 泣くことを忘れるかわりに 笑顔の造り方を覚えた 手を伸ばしたら君に触れた 君は泣いていた 造り笑いをしたら嫌われた 理由がわからないままボールは転がっていく 小さなかすれた想いを乗せたつもりだった そんな顔をするぐらいなら いっそ泣いてくれればいい もう涙は思い出せない でも、笑顔ならまだ 偶然を折り重ねて生み出される意味 そこに二人がいた