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同じ夜に絡めた指
ぼんやりしていたら誰かが僕を追い越した
別にいいよ勝手にしてくれよでもなんか痛いよ
ぶつかった肩じゃなくて
指し示せない何処かが
君にだけは吐きたくなかった嘘を重ねて
僕は何になりたいんだろう?
救って欲しいだなんて言ったりしないよ
君はそんなに強くないし
僕はそんなに弱くない
ただそこにいて笑って僕も笑顔を見せるから
短い永遠が続くように願い事をしよう
日の射すほうへ身体を向けて楽しめればそれでよかった
どんなに服を泥だらけにしてもそれは誇りだったんだ
でもいつの間にか清潔でいることを覚えて
時計とにらめっこしながら
やりたくないことに手を汚している
今更泣き言を吐いたりしないよ
逃げられないことはわかっているから
この扉に手を掛けることだけさ
ただたまには優しい素肌に触れて心を安らげたい
恥ずかしがらないで、その表情はとても素敵だけど
太い指と細い指を絡ませて通じ合えるのは二人だけでいい
何度だって言い続けるよ I Love You
君がどんなに頬を染めても
そう 傍にいて愛して 君と繋ぎたい理由があるんだ
同じ夜を越えて朝を迎えよう、眩しさに目をやられながら