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プロローグ 異世界にようこそ

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私の名前は 伏見(りょう)

 ただのしがない女子高校生だ。しかしそんな私だが、家で寝ていて目が覚めると多くの死体で満ちた真っ暗な空間に突っ立ていた。自分の家ではない。死体はどれも苦悶の表情で死んでいた。

(なにこれ・・・夢?)

 私はあたりの惨状に思わず口からげろを吐いてしまった。吐しゃ物のリアル感でこれが夢でなく現実だとわかった。

「なんなのよ、これはいったい」吐しゃ物で汚れた口を拭いながらつぶやく。その時である。

 私の目の前に、血が滴る白のエナメルジャケットが宙に出現していた。

「ふくこれが何!?」

 疑問をよそに服はひとりでに私にまとわりつき、私は白いジャケットを着てしまった。その瞬間。全身に強い痛みが走った。

「ぎゃああああああああああ」


私はあまりの痛みに転がり、叫び声をあげてしまう。

「痛い、痛い、痛い?」


何なのこれ痛い苦しい。私の生涯で一番の痛みだ!!たとえるならミキサーで内臓をかき混ぜられているような痛みに、全身の皮膚がはがされるかのような痛みだ。どれも今まで体験したことのない痛みに私は気絶してしまった。


ーーー


 私は痛みによって気絶させられていると、誰かにとんとんとつつかれた。そこにはサンタクロースの帽子をかぶり黒いエナメルジャケットを着た見知らぬ女が私を見下していた。私はサンタさん?と感じたが相手は拒否の言葉を発した。

「私はサンタではありませんよ」

え、私は言葉にしていない。なのにどうして。

「あなたの考えていることはわかります。貴方は選ばれました」


 その言葉で私の頭に疑問符が満ちた。なにを言っているんだ。選ばれた何に?

 そんなことを思っていると彼女はあらぬ方向に指さす。

 そこには翼を生やした獣人が存在した。獣人は口から大量のよだれをたらして私を凝視していた。

見知らぬ女は言う。

「さあ立ち上がってくださいそしてポケット中にあるカードを使うのです」


 そう言って、痛みでい疲労困憊の私を担ぎ上げた。私はなんと両足で地面を踏みしめて立つことができた。そして見知らぬ女は、化け物に指示して、私に襲わした。

やばい!! 私は恐怖心と向き合い逃走の道を選んだ。それを見て女はため息をつきやれやれといった仕草を私に見せた。 私はそんな奴のことを無視して走り出すも、無残に捕まった。獣人は口を大きく開き私の腹部をかみついた。かみつかれた腹部からは大量の臓物があふれ、私は死んだ。


(タイム)


 喰われる痛みから目を覚ますと、私は再び、化け物と対峙していた。

「!? いったい。元に戻っている!?」

その言葉に見知らぬ女はつぶやく。

「さあ ポケット中にあるカード、『エルカード』を使用してください。さもなくばもう一度死にますよ」

「なんだって!?」

女の言葉に私はエナメルジャケットのポケットに手を突っ込んだ。確かに何かある。私は取り出して扇状にしてみる。そこには(アイアン)(オーガ)(トリック)(グリフォン)(ドラゴン)とそのかのカードにも書かれていた。私は殺されないようにカードの一枚手に取りかざした。

(アイアン)

そうカードから音声が流れた。しかし私んい何か起こった感じはしない。化け物は再び私にかみつこうとする。畜生私はまた殺されるのか!? 絶望と怒りが混じった感情が頭の中を占めた。

化け物の口が私の腕をとらえる。かまれて血が出た!?そう思ったしかし、痛みが来ない。化け物も困惑して何度も私にかみつく。しかし何度やっても金属音を響かせるだけであった。

「まさか!?」


 そう思い、私はかざしたカードに書かれていた文字を思い起こす。それにはアイアンと書かれていた。まさかカードの力で私は鉄になったていうのか!?

 そんな風に思っていると、女が喜びの顔をになり、言葉を発する。


「そうです。それがエルカードの使い方なのです。さあほかの力を使いなさい」

その言葉に私は新たにカードをかざし念じる。

(オーガ)

すると私の額に鬼のような角が生えた。それと同時に、私の体の奥から湧き上がる力を感じ取った。

「うおおおおお!」

私は相手の口から腕を引きはがして、その腕で怪物を殴りかかった。私の拳は見事怪物の顔面に的中。怪物の頭部は砕かれ動かなくなった。

「はあ、はあ、はあ」

私は自身の身に起きた力に恐れおののきながらも、今命があることに安どした。私と怪物のやり取りを見ていた女は私に近づき話しかける。

「これならこれから行く。異世界。夢幻界に行っても大丈夫ですね」

「何のことだ。このカードは何なんだ。あんたは誰だ!?」

「私の名はアトジ。正体についてはまたいつか」

そう言ってアトジは私の顔に手をやった。その瞬間私に強烈な眠気がやってきた。だめだ抵抗できない。そう思い私の意識は消えていった。


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