第2話
第2話 さぁ魔法学院に入学だ!
「う、うーん・・朝か…」
僕達は学院長の急な思い付きで学院に入ることになった。
---昨日 学院長室---
「では、詳しくはそちらの子から話は聞かせてもらいました。もしかしたらうちの生徒のせいかもしれない。今1年生が授業で召喚魔法の練習をしているんですよ。もしかしたらそれが原因で異世界の君たちが連れてこられた可能性もありますね…」
「はい…でもどうして僕達がこの学校に通うことになるんですか?あなたからしたら異世界人、魔法もない世界、魔法は幻想とされていた世界から来たんですよ?なのに魔法学院なんて…」
「だからなのです。魔法が存在しない世界からの魔法による召喚・・もしかしたら御二方には魔法の才能があるのかもしれません。試してみる価値はあると思いますが?」
2人は悩んだ…そりゃそうだ、急展開に戸惑っている。だが2人には…
「家…」「お金…」
と2人が呟いた。それが聞こえたのか…こんなこと言い出した。
「家ならうちには寮があるので使っても大丈夫です。お金なら私が仕事をさがしておきましょう」
「あ、ありがとうございます」
「そういえば名前聞いていませんでしたね、教えてくれますか?」
「はい、えっと…唯識 梁人と」
「唯識 那月です」
と答えると少し考えているような顔をした。そして、
「分かりました。えっとですね、この学院の生徒さん達にはあなた達は留学生ということにします。ただし・・異世界の人間とバレないようにしてください。」
分かりました。と答えてから学院長さんに寮の場所を教えてもらい、そして…
---ユイナムール魔法学院寮前---
「おはよ、兄さん」
「あ、おはよ、那月」
こんな会話家の中でもしていたが、こんな始まり方でも悪くないな。
「にしても兄さん、よく起きれたねぇ?昨日は起きれなかったのにね」
「う…き、昨日はすみませんでした…」
「ま、まぁいいよ」
と他愛ない話をして学院について学院長さんから担任の先生を教えてもらい・・ そして、
---教室前---
「ここですよ。心の準備が出来たら教えてくださいね」
と言われたけど…どうしよ・・すごく緊張してきた…学院長さんのおかげで那月と同じクラスにはなれたのはいいけど…やっぱり…
「きん…ちょうするなぁ…」
僕が呟くと聞こえてしまったらしく…
「緊張してるの?兄さん…実は…私もなんだよね」
「え?那月も?そ、そうか。でも、2人なら大丈夫だよね」
「うん、きっと…きっと大丈夫だよ」
「準備大丈夫ですか?うちのクラスはかなりの自由人だらけなので気をつけて下さいね」
え?今なんてい……
ガラガラと扉が空いた。
「えっとですね、みなさん、ここに留学生が2人入りました、入ってきてください」
はいと答えて僕達は入った。
「えっと、留学生の梁人です。よろしくお願いします」
「同じく、那月です。よろしくお願いします」
「では、仲良くしてくださいね」
あの席があなた達の席です。と言われてその席に着いた。そして、
「ねぇ!ねぇ!俺、ハルマ・ユーエストル!!お前、足早いのか!?早いなら俺と競争しようぜ!!絶対に負けないからな!!」
や、やばい…話が急展開過ぎ…えっと、なるほどね…自由人ってこーいうことなのか…。
「えっと、ユーエストルくん、僕は足は遅いから遠慮してお…」
「ハルマでいい!で足は遅いのか…仕方ない…」
と言うとハルマくんは那月の方に行き…、
「えっと!俺は…」
「今、兄さんと話していたハルマ・ユーエストくんでしょ?そして、足が速いと、なら私と競走しない?」
え???な、那月!な、何を!?
「いいぜ!俺は女でも構わねぇ!」
えぇ…こ、これどうなるんだよ…。
こうして、無事に…学院生活開幕した…と言いたい…。
ここまで読んでくれてありがとうございますw
えっと…どうでした?w
展開回想入れて戻してハプニングらしきものを入れたつもりでしたがww
まぁまた感想でも気になる点など言ってくれると嬉しいです。