プロローグ
プロローグ 異世界召喚された?!
「うーん…ここは…どこだ?」
目を開けると知らない場所に立っていた。周りを見たら服装も髪の色も僕の住んでいたところとはあまりにも違うように見えた。
これはどうやら異世界に来てしまったらしい。
『ん?あれ?妹はどこだ!?そうだ…謎の光に包まれて一緒に飛ばされてしまったと思ったけど・・もし来てるなら探さなきゃ!』
そう僕達は飛ばされた。この異世界に。
―――数時間前―――
「ねぇ、兄さん!早く起きてー、初日なのに学校遅れちゃうよー?」
「うーん・・・どうした?那月?」
「どうしたこうしたもないよ!早く出ないと遅刻だよ!」
このしっかりした子は僕の妹 唯識 那月、今年で高校生になる。
そして僕は兄の 唯識梁人僕も今年で高校生。そう、僕達は双子なのだ。
「もー!早く!兄さん!走って走って!このバス逃したらホントに遅刻しちゃうよ!」
「ま、待てって・・もうちょっとゆっくり・・・」
「そんなこと言ってたらバス来ちゃうよ…」
「そ、そんなこと言われたって…」
―――バスの中―――
「な、なんとか間に合ったな・・」
「そ、そうだね・・」
僕はひと息ついて那月に話しかけた。
「クラス一緒ならいいな?」
「え?嫌だなぁ・・兄さんの面倒を学校でも見なきゃいけないのは」
「えぇ、そ、そんな・・」
うぅ、那月は兄と一緒にいたくないのかなぁ…
「兄さんは臆病なところがあるからな…クラスでやっていけるか心配かな?あはは」
「あ、あぁ…ど、努力はしてみるよ」
でも、僕は那月も心配してるんだよ?しっかりしているけど僕と同じ・・って訳では無いけど、臆病で・・やっぱり心配だ…。
―――放課後―――
学校は昼間で終わった。だから那月にこんな提案をした。だが、この寄り道で・・いや、寄り道していなくても起きてしまうかもしれない自体になった。
「那月、ちょっと寄り道しないか?」
「いいよ?どこ行くの?」
「うーん・・いや、どっか行くって訳ではないかな?ただ、のんびり歩きたい気分になったんだ」
のんびり家路を帰っていると公園があった。僕と那月はそこで少し休むことにした。
「兄さん、飲み物でも買ってこようか?」
「いや、僕が行くよ。那月、何がいい?」
「あ、ありがと・・んじゃー・・ミルクティにしようかなぁ?」
「わかった。買ってくるよ」
僕は那月のミルクティと僕のコーヒーを買って公園に戻ってきた。
「ありがと、兄さん。さすがに春先はまだ冷えるからねぇー」
「そうだなぁ」
他愛ない話をしていた時だった。
急に地面が謎の魔法陣のような模様をして光出した!
「え!?ちょ!なにこれ!兄さ・・」
「な・・那月ーーーー!」
こうして、僕達の異世界での生活が幕を開けました。
えっと…初めての投稿です。
これから不定期で多分出していく予定だと思います
プロローグなのにこんな多めでいいのでしょうか?
まあそんなのは気にしませんw
まあできるだけ早めに1話を出せるようにしますね
どうでしたかね?気になる点や変なところがあれば言ってください