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プロローグ
この作品はフィクションです。
実在する人物・団体とは一切関係ありません。
「お前、剣道部入ってくれるんだろ?
つーか、入るに決まってるよな!?」
「まぁ、今のとこそのつもりですけど・・・」
中3の春、俺は剣道人生に終止符を打った
・・・つもりだった
あの春に起こった悲劇、
もう二度と竹刀は握れない、そう思っていた
そうだよ、もう一度くれたチャンスを無駄にするもんか
たとえ勝ち上がれなかったとしても、
チームに、家族に、それ以上のものを残すために
俺はもう一度戦う
ライバル達と、そして、自分と・・・




