金木犀と午前三時
掲載日:2025/10/08
午前三時
夜とも朝ともいえない時間
ぼくは窓を開けた
おやすみというべきか
おはようというべきか
ぼくはまだ眠っていないから
たぶんおやすみ
外は少しずつ明るくなっているから
たぶんおはよう
わからないからとりあえずふたつとも
おやすみ、おはよう
ふわり
風が空気を揺らす
冷たい風とともに
また
ふわり
香る、いい香り
金木犀のいい香り
秋の訪れを感じる
短い間だけれど
金木犀の香りが一帯に広がる瞬間
午前三時
暗いとも明るいともいえない時間
ぼくは窓を開けていた
窓を開けて感じた
薄暗くて薄明るい空の下
ぼくは秋を感じた
ご覧いただきありがとうございました。
秋が一番好きです。
誰かに届きますように。




