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TEARS STONE  作者: 流れ星
第二章 水の少女
11/16

第一話 雨

とうとう第二章に突入です!!


いつも読んで下さる方々ありがとうございます!


これからもよろしくお願いします★ミ

                   ぽつ・・・・



・・・・?



                ぽつぽつ・・・・




・・・・・・・??



               ぽつぽつぽつ・・・・・




・・・・・・・・・・・・・・???






              ――――――ザアァ――――――




「・・・・・雨だっ!!」


ソールは駆け出した。


道がぬかるんで走りにくい・・・・


まさか雨が降るなんて思ってもいなかったから、ゆっくり歩きすぎていた。


もう少しでリリーの町だ・・・・そうしたら宿にでも泊まろうか・・・・一日くらい泊まるのだったらお金はどうにかなるだろう・・・


そんなことを考えながら走っていると石に躓いた。

今は夜だった。

ただでさえ夜で視界が悪いのに雨なんか降られたものだから、ソールは参っていた。



くそっ・・・・・こんなところじゃ、雨宿りをする木ですらない・・・・町まで行くしかないか・・・・


また立ち上がり走り出した。

するといきなり横から何かが倒れてきてまたそれに躓いた。



                 バシャッ



泥が顔や体についた。

ソールは旅を始めたばかりで服は二枚しか持っていなくて、これがその一枚だった。

ソールは躓いたものが気になり後ろを見た。



なんだ・・・・これ・・・?


人・・・のように見えるが生気が感じられなかった。


そっと近づき起こしてみると


・・・・・女?ひどく顔色が悪い・・・・


その女の子の顔は青ざめていて、苦しそうだった。

ソールはその女の子を背負った。

女の子はとても濡れていて冷たかった。

それに・・・・とても軽かった。

ソールは駆け出した。


早く・・・・この子を町に連れて行かないとッ・・・・


雨は止むことなく降り続いていた。

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