プロローグ
もし今から読み始めた方でしたら、登場人物のページは読まないで今までのお話を読んだ後に読んだほうがよろしいかもしれないです・・・
アルファード大陸・・・・そこには皆同じ女神の伝説があった。
女神は何もなかったそこに後にアルファード大陸と呼ばれる大地を作り出した。
その次は光を照らし、水を湧き出させ、風を吹かし、火を生み出した。
そして、生命をこの大地に生きづかせた。
最後に女神はすべての願いをかなえる石、「涙の石」を作った。
この大地を新たに生きづいた生命に託すために・・・
新たな生命は年月を重ねるごとに、様々な文明、様々な種族を生み出していったが、争いも生み出してしまった・・・
人々が争いをしていく間に、土は腐り、水は濁り、風は止み、火は消え、光さえもがなくなっていった・・・
それを見て悲しんだ女神、ルーリアは「涙の石」を五つに砕き、流した涙と共に魔力をもった石、「ティア」を新たに作り、それを五つの種族の長に預けた。
五つの種族は協力して争いを止め、また大地を取り戻すために集まり、一時的に「涙の石」を作り、大地を復活させた。
「涙の石」がなくなったことによって争いは静まり、二度と五つの種族の長が集まることはなかったと言う・・・
それから長い月日が過ぎて行った・・・
アルファード大陸の、とある村に一人の悲しみを抱えた少年がいた。
その少年はこれから自分に何が起こるのか、そして自分の胸に輝くペンダントの意味などわかるはずもなかったのだ。