5 小さな冒険
カレスはまだ魔法についてを説明した部屋にいた他の3人はもう出たのでカレスは1人だ
「仕方ないのだ、俺も部屋に戻りたかったが部屋戻ったらあそこにはベットがある、あのベットは重力魔法を使っているかのように見たものを引き寄せるのだ、引き寄せられたら俺は確実に2度寝をしてしまう、だが! 俺は2人から2度寝するなと、言われている、最初は無視して寝ようとしたが、後が怖いだから仕方な、そして何よりちゃんと言われたこと守る俺は偉い!」
先程のニールさんの話では重力魔法何てないのだが
「そうだな2度寝しないのは偉いな」
「なっ!?」
カレスは驚きいきよいよく振り返るとそこにはいつの間にか、橘と佐藤が立っていた
「い、いつから?」
「仕方ないのだ、あたりからかな?」
「最初からじゃないですか!!」
「そうだな、最初からだ」
「じゃあ、みんな集まったし、行こうか!」
「行くってどこに?」
「何か話したいことがある訳じゃないのか?」
「みんな何言ってるの?、こんなにも広そうなとこなんだから探検にきまってんじゃん、ニールさんが自由にしていいって言ってたしね、さあ行こうまだ見ぬ世界が私を待っている!!」
そう言うと、佐藤は生きよい良く扉を開けて走り出した
「取りあえず、追うか」
「…そうですね…佐藤さんっていつもあんな感じ何ですか?」
「今回は結構テンションが上がっているがいつもあんなんだ」
3人分の足音が鳴り響く、それ以外は何も音はしない時々、メイドさんや執事ぽい人は歩いているがそれ以外は何も音はしない、だがそんな静寂を破るものがいた。
「そう言えば、何も大きなこと起きなかったね」
そう、佐藤からである
「大きなこと?起きただろ転移とか」
「ああ~、そういうのじゃなくて、ラノベ的王道展開ってやつだよ、転移してからは大きなことあんまり起きて無くない?」
「あ~、確かに王様との謁見イベントとかなかったですね」
カレスは自分の見た目が変わっているという大きなことがあったのだが取りあえずは無視する
「フィクションとは違うということだろ」
カレスたちが歩いているところは、片方が窓もう片方は扉がある、窓の外は中庭らしきものがある、扉の中は誰かの私室と思われる部屋ばかりだ、カレスらはメイドさんや執事の部屋だと結論付けた
カレスらはひたすら奥に奥にと進み、ふと窓を見ると
「あ!もう夕暮れじゃん」
「ニールさんが暗くなったら部屋に集合って言ってたし戻るか?」
そんな橘の言葉によりしばし静寂が生まれる
「……スゥ…誰か帰り道憶えてる?」
「いいや、、俺はお前についていくので必死で憶えて無い」
「朝日君は?」
そう言はれ、カレスは2人の視線を浴びるだが生憎カレスも帰り道を憶えていない、よってカレスが取った行動は、肩をすくめ首を横に振る事であった
「ということは迷った!」
「いや、普通に人に道を聞けばいいだろ、人は少ないけどたまにすれ違ってたし」
「でも、この辺に来てから1度も人に会ってませんよ」
「確かに、それに何かこの辺、窓はあるのに何か暗くない?」
「まあ、取りあえず引き返そうそうすれば人に会うかもだし」
「確かに」
そうして3人は振り返るがちょうどそこには曲がり角を曲がったばかりの、ライオンの模様をした服を着て鉄の兜を被った腰に剣を下げている衛兵と思われる2人組と出くわした、その人を見た時カレスは思った運命の出会いだと、カレスは「助かったー!!」などとい叫び、佐藤さんは「あなたたちのおかげで助かりました!ありがとうございます!」と言い謝りだした、それにより衛兵は酷く混乱した、それを見た橘は混乱した衛兵に説明をして案内を頼んだ
(ん~、案内かでもな~この3人だいぶ怪しんだよな)
「分かった、案内しよう」
「おい、案内ってこいつらだいぶ怪しぞ」
小声で隣にいる衛兵が話しかけてくる、それに対して話しかられた衛兵も小声で答えた
「大丈夫だ、案内するふりして牢に入れる」
「なるほど」
ここは城のとあるいっかくそこには鉄の格子に掴まり叫んでいる女と床に座り、外にいる衛兵を睨みつける男に諦めた表情で横になっている男の3人がいる
「おい! ここからだせ! 私たちは何も悪いことはしてないぞ!」
その叫びを聞きながら談笑している2人の衛兵
もうダメかと思ったその時、天にいる仏様は3人に対して蜘蛛の糸を垂らしたのであった
「あ、いつまでも来ないから探してみればこんな所にいたんですね!」
「ニールさん!」
「あなたは?」
先程まで談笑していた衛兵がニールさんに問う
「下級の文官をしていますニール・サルミアです」
そう言うと、ニールはネックレスを首から外し衛兵に渡した、衛兵が謎の物体にネックレスをいれ物体を見ると頷いた
「確認しました、現在は勇者様たちのお目付け役けん教育係の、ニール・サルミア、様ですねどの様なご用件で?」
(形式的にいちよう聞いたが何と無くきた理由は分かる、多分だがそこにいる者達は)誰かが生唾を飲み込む音が鳴る
「いえ、そんなに緊張しないでください、用事は簡単なことですから、そこにいる勇者様達を出してもらいたいのです」
廊下には4人の足音が響くそれ以外には音はしない、だがそんな静寂を破る者がいる
「いやー、助かりましたニールさん!」
そう佐藤である
「いえいえ、私こそすいません、皆さんに色々伝え忘れてました、明日には皆さんの所属を示せる私が使っていたネックレスが完成しますそれまではあまり動き回らないでください」
「わっかりましたー!」
(にしても、追求されなくて良かった~、本来あそこは私のような下級の文官が入れる場所じゃないし、ほんとに良かった~!)
題名の小さな冒険、はニールさんにとってはとても大きな冒険でしたね