2 長ったらしい説明 2
ニールさんが部屋を出てしばらくは皆無言だったが、正義感が強そうな子が立ち上がり言葉を発した
「あ”ー、訳が分からないけど、取りあえず皆自己紹介しよう、僕は、橘誠二、だ好きなように読んでもらって構わない」
「私は、佐藤瑞希、誠二とは一生の学校に通ってる、私も誠二も同じ17歳、高2です、君は?制服だし君も学生?」
佐藤さんのに言われて初めて気づいたが、カレス制服であった、鏡を見た時は顔に目がいって気付かなかったようだ、そんなことを考えていると、橘さんが
「瑞希がグイグイ聞くから、黙っちゃったじゃないか」
「え~私のせいなの?」
「あ、すいません考え事をしてました、名前は、、、、名前は、中条朝日です17歳同じ高2です(まあ中条朝日としての17年と、カレス・ワレーダとしての17年過ごしてきたから精神年齢は34だけど)」
中条朝日は名前をカレス・ワレーダ、と言おうと自分の今の姿を思い出し、言葉が詰まった
「? まあいいや、私たちは学校の帰りに気づいたらさっきの部屋にいたんだけど君も?」
「あ、はい俺もそんな感じです」
「君も同じかいったい何なのだ、何かテレビのドッキリか?」
「あはは」
カレスは取りあえず愛想笑いをしておいた
「誠二、何言ってるのこんなの一つに決まってるじゃん!」
「ほう、自信満々だな取りあえず聞いてやる」
「はぁ!、なにその言い方ひどくない?朝日君もそう思うよね!」
「そうですね~、でも取りあえず、言ってみてくださいよ、まさか、異世界転移、の一言で済まそうなんて思っていないですよね?」
(あ、向こうがグイグイ来るからつい、初対面なのに強めに言ってしまった、引かれたらどうしよう)
「え~!?君もそっち側なの!?あ~!そうだよ!私は異世界転移の一言で済まそうとしたよ!すいませんね!!」
「はぁ、やっぱそんなんか」
「そんなん、じゃ無いよ、私の天才的頭脳で導き出されとノーベル賞も狙える世紀の大発明だよ!!」
「世紀の大発明?? 天才的頭脳???」
「ノーベル賞も落ちたものだな」
「それ、どういう意味よ、説明しなさい!!」
そう、話していると部屋の扉があき、ニールさんが大きな紙を持って入ってきた
「皆さん仲良くなったようで良かったです、では皆さん地図を広げたいので机を1箇所に集めてください」
言われたように机を集めると、ニールさんが近づき地図をひろげた、その地図は地球は勿論、カレスがいた世界の地図では無い、やはり全く違う世界のようだ
「これがこの世界の地図です、私たちが今いるのが地図の中央の大陸の西側の、ライラス王国ですね、少し北東に行ったとこにあるのが、トワイライト帝国ですね、他にも国はありますが中央大陸で一番でかいのは帝国ですね、まあ、今はこのぐらいで良いでしょう、他に聞きたいことはありますか?」
2時間後
(はぁ~、やっと解放されたまさか2時間も聞かれるとは、はぁ、これはもう今日は残業かな~)
説明会の後は2人とは分かれて部屋に案内されていた、案内のメイドさんに聞くと寝泊まりするための部屋だそうだ。
「今日は色々あったな、疲れた寝たら元の世界に戻ってないかな~」
カレスはそう呟き、ベットにダイブして深い眠りについた
場面は変わり、橘誠二、の部屋
「随分と豪華だな客室というのはこう言うものなのか? 豪華過ぎて寝れないぞ、まあ良い、少し今日の整理でもするか」
どうやら俺たちは魔人に対抗する勇者として呼ばれてらしい、魔人と魔物の猛攻に北にある大陸が飲まれ危機を感じた王国が召喚の儀をしたそうだ、元の世界への帰り方だが分からないとのことだった
俺たちはしばらくは王国内で魔人に対抗するために修行をすることになるそうだ
スキルやレベル、ステータス、なんかはないらし
明日は俺らに魔法の才能があるか見るらしい、魔法の才能とニールさんが言った時に、中条が少し暗い顔をしていた気がするが気のせいか?
この世界には魔法が、あるらし、適性があればだれでも使えるらしい、適性の調べ方はとある水晶に触れて、その水晶に色がつけば、適性があるようだ、色によって何の属性に適性があるかは違うようだが詳しいくは、明日教えてくれるようだ。
他にも色々聞いたが、取りあえず今日は寝よう
そうして、橘誠二、は意識を手放した。