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良くある勇者が魔人を倒す話 (打ち切り)  作者: 冬暁ノ夜
中央大陸編 1章 王国
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21  英雄譚の始まり


カレスはいま始めて城の外に出ている訳では無い、じゃあ何をしているかというとニールさんに頼んで作ってもらった服を自分の部屋で着替えている


「これが俺がしばらくお世話になる服かー」


カレスそう言い服を広げるそれは少し紺色の混ざった黒色のフード付きのローブだ、その他には靴やズボン、ローブの下に着る服など後は帯剣するためのベルト、があるのだが


「なんだこれ?」


そう言うとカレスは帯剣するためのベルトを手に取り顔の前まで持ってくる


「ベルトっぽいが何か変なのが付いてるな、まあ用意されてるって事は付けるもの何だろう、後で誠二とかにでも聞けば良いか」


そう言うとカレスは着替えて始める

しばらくしてカレスが着替え終わり説明部屋で待ってる橘らと合流する


「おぉ~、朝日似合ってるね闇属性の魔法使いらしい怪しい格好だよ」


親指と人差し指を顎に当てそう言った瑞希の服装は、少し白の色が濃い水色のローブだが見た感じフードなどは付いてないがよく見ると腰に帯剣するためのベルトが付けられている


「それは勇者としてどうなんだ?」


そう疑問を呈したの橘の服装は、白の外套を羽織り少し白の色が濃い灰色のズボンいわゆるブレーというやつに何かの革で出来た膝の少し下まで届く黒のショースに腰には帯剣するためのベルトそして少し白の色が濃い灰色のオーバーチュニックである、それを見たカレスは言う


「誠二だけローブじゃないんだな」

「ああ、俺はお前らに合わせてなるべく剣で戦うからな」

「ああ、そうだな聞きたいがあったんだ」

「ん?なんだ?」

「ベルトに付いてるこれ何?」


そう言うとカレスはベルトに付いてる物をコンコンと叩く


「ああ、それはニールさんによると帯剣、剣を指す場所らしい」

「なるほどでも俺は剣を使う気はあまりないんだけどな」

「使う気が無くても剣は持っとけってことじゃないか?いざという時あるとないとじゃ大違いだ」

「まあそうですね」


そんな話をしていると部屋にマーリンさんが入ってくる


「お前ら準備できたかじゃあ行くぞ」




そしてカレスらは今城の門の前にいる


「ゴクリ、ここを出れば城から出た初めての一歩そして俺が魔法を極める一歩でもある、ゴクリ」

「いやそういうの良いから早く来いよ、後、口でゴクリっていうやつ早々いないぞ」


そんなヤジを飛ばしてきた方を見ると呆れた表情の誠二と瑞希に少し微笑んでるように見えなくもないマーリンさん


「大魔導士朝日様の英雄譚が今始まる」

カレスはそう言うと門をくぐり不審者を見る目で見てくる衛兵をわき目に誠二たちのところに向かう


カレスらは初めての街だからかあちらこちらを見ているだが見えるのは屋敷に奥に見える壁のみ


「…この辺屋敷しか無いじゃんつまんない」

辺りを見渡していた瑞希が不満を漏らす


「ここは城に近いからな貴族の屋敷が多いんだらろ、多分あそこにある壁の先にお前が想像してる街並みが広がっているぞ」


そう言いながら誠二は奥に見える壁を指差す


そしてしばらく歩いて壁を通るために門をくぐるとそこには瑞希が想像していた街並みが広がっている奥には5~7メートル程の高い城壁、後は所々に見えるゴシック様式で建てられた聖堂や尖塔


「おぉ~すごいね!私の想像どうりだよ…でも人どうり結構多くない?」

「それは多分ここが大道りだからだな」


そうカレスらは今大道りを取っている馬車が4~5台横になって通れそうな程広い、しばらく歩いていると誰かの銅像がある広場に出た、またまたしばらく歩くと冒険者ギルドらしき建物が見つかる、それを見て興奮するカレスと瑞希それをなだめる誠二だが誠二は少し笑顔だ多分ずっと魔法の練習をしていたカレスが楽しそうにしていて安心したのだろう、だがそんなのはお構いなしにどんどん進むマーリンさん


そしてマーリンさんがとある白い屋敷の前で止まる


「ここが魔法協会のですか?」

カレスが問う


「ああ、そうだ、行くぞ」

そう言うとマーリンさんは屋敷に向かて歩き出す

次から2日に一本投稿します

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