13 禁書庫
カレスはいま食堂にいる、なぜかというと、起きてすぐはすぐにでも書庫に行こうとしたのだが本に夢中になりすぎてお昼を食べ過ごすかもしれないそう思ったため朝御飯を食べにきたのだ、だが!
「朝御飯にしては量が多すぎじゃないか?」
「ここの食堂は兵士の皆さんも使ってるからな」
「ん、誠二」
そうすると誠二は自分の御飯を机におきカレスの隣りに座った
「朝日は今日サボるのか?」
「勿論俺は今日書庫に行くので」
「そう言えば昨日ニールさんが明日から魔法についての授業出来るってさ」
「ほんとですか!?」
「あ、ああ」
「明日ですね分かりました!」
そう言うとカレスは食器をかたずけ走り去って行った
(明日ですかどうしましょうこれだと禁書庫の本の中から今日中目当ての本を探して今日中に読まなければ、禁書庫の本とか絶対に貸出してないもんな)
「え!、良いんですか!?」
「はい構いません」
今がどんな状況かというと司書さんに禁書庫の本を持ち出しても良いか聞いたところだ
「でも禁書庫に入れてる位なんだから取られたりされないように持ち出し厳禁とかじゃないんですか?」
「私も詳しことは知らないんですが実は本には魔道具がついてまして、その後魔道具によって国王陛下の執務室又は宰相閣下の執務室にある地図に場所を常に書かれているのです」
「では持ち出してもかまはないんですね?」
「はい」
「分かりましたでは目当ての本が見つかったら持ってきます」
そう言うとカレスは司書さんに教えてもらった禁書庫に走り去って行った
「ここが禁書庫ですか、暗いですね」
禁書庫は暗くとてもホコリっぽかったもしかしたら目を凝らして良く見れば蜘蛛の巣が貼ってあるかもしれない、そこには本が大量にズラッと並んでいる訳では無く本棚8個分の本があるのだが
「大半は魔法とは関係ない本だな」
そこからカレスは本を開いては戻してを繰り返す
「え~、これは転移魔法陣について………面白そう!、いかんいかん今は闇魔法について探さないと、脳に直接エンチャントする方法、人造キメラについて、勇者の召喚魔法について、眷属魔法について、古代魔法について、あった!闇魔法について、借りる前に少し読んでおくか」
「………へぇー闇属性って眷属魔法も使えるんだ、じゃあ、さっきあった眷属魔法についての本も借りるか」
「司書さんー、俺この2冊借ります」
そう言うとカレスは本を司書さんのいる机に置いた
「え~、闇魔法についてと、眷属魔法についてですね分かりました」
そう言うと司書さんは机の下から取り出した紙に何かを書いた
「では朝日さんさんはここにサインしてください、そうすれば貸出完了です」
カレスは無事に本を借りれた、因みにその日のカレスは本を読んでるだけで1日が終わったのは言うまでもないだろう
カレスと呼ぶのがナレーター、朝日と呼ぶのが瑞希、中条と呼ぶのが誠二、朝日さんと呼ぶのがその他




