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良くある勇者が魔人を倒す話 (打ち切り)  作者: 冬暁ノ夜
中央大陸編 1章 王国
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12  闇魔法を求めて

カレスはいまサボっている何をサボっているかというと剣の訓練だ


「朝日さんは今日もサボりですか、今日は何でサボるって言ってました?」

「図書館に行くからサボりだそうです」

「はぁ~、ま良いでしょうでは今日も剣の訓練を始めます」



カレスはいま困っているなんでかというといくら魔導書を読んでも闇魔法だけは詳し本がないのだ、別に全く載って無いと言う訳では無いのだがどれも、闇を操るなど精神操作などの短い一文だけなのだ


「いくら闇魔法の使い手が少ないとは言っても流石に情報が少なすぎる!!」


などの愚痴をこぼしていると奥から

「図書館ではお静かに」

と言う老人の声が響てくる

「あ、スイマセン」


(にしても、少ないな、闇以外の属性には専門の本があったのだが闇だけなぜ無い?)


「聞いてみるか」


そうつぶやくとカレスは先の老人のもとえと歩き出した

そして近づいてくるカレスを老人は見つけ顔を上げる


「あの、少し聞きたいことがあるのですが」

「はい何でしょうか」

「闇魔法に関する本って何処にあるのでしょうか?」


カレスの言葉の後に老人は何も言葉を発しずだっまてしまった、しばらくしてその静寂にカレスが耐えれなくなり言葉を発しようとした時老人が口を開いた


「なぜ闇魔法の本をお探しで?」

その老人の言葉はとても重々しかった顔は最初と同じ笑顔なのだがカレスにはとても重々しく感じた


「そ、それは私が闇属性の適性があるため闇魔法を覚えようと思ったからです」

「闇属性………もしやあなたが勇者様ですか?」

「あ、はいそうです」


カレスはそう言うと首にかけてあった、小さな緑の宝石のようなものがついたネックレスを司書さんに渡す、そうすると司書さんは謎の機会にネックレスを入れる


「確かに勇者様ですね」

そう言うと司書さんはネックレスをカレスに返す

「お求めは闇属性魔法の本でよろしですか?」

「はい、そうです」

「申し訳ございません、闇属性の本は禁書庫にありまして国王陛下又は宰相閣下に許可された者しか入れないのです」

「....そうなんですか」


カレスがしょぼーん、と落ち込んでいると


「よろしければ私が許可を出してもらえないか今日の夜にでも掛け合ってみましょうか?」

「良いんですか!?」

「はい」

「ではよろしくお願いします」

「分かりましたでは明日もう一度ここに来てください」



こうしてカレスの危機は去った、まあまだ許可もらえるか分からないけどね


前の話で何の魔法を覚えたかは、橘たちも魔法を覚えるまで秘密です

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