11 詠唱
カレスはいまサボっている、何をサボっているかというと剣の訓練だ。
「朝日さん、はまたさぼりですか、はぁ~」
グラスはそう言うとため息をつく
「そうですね」
「朝日さんはサボって何してるんですか?」
「何か魔法の師匠に会いに行くとか言ってました」
「………師匠もう見つけたんですか?」
「そうみたいですね」
場面は変わって城の何処かにある中庭
「師匠~、昨日詠唱について教えてくれるって言ったんだから詠唱について教えてくださいよ~」
「良いだろうだが、その前にお主の名前はなんじゃ? あと何の属性じゃ?」
「え!? 今更ですか?、………名前は中条朝日で属性は闇と土に水です」
「ほう、闇はあると思ったがまさか3属性か」
「いやそんなことより詠唱」
「分かった分かった、教えるから落ち着け………まずお前は詠唱を何だと思ってる?」
「ん~、発したら魔法が出る言葉ですかね」
「ふむ、まあ50点ってとこかのー、正確には魔法制御や魔力制御を補助する言葉だ、だから魔法を覚えて間もない奴は詠唱するんだまだ魔法制御が身についてないからな」
「じゃ昨日言ってた詠唱が不完全っていうのは?」
「それはだな、詠唱はさっきも言ったが魔法制御や魔力制御を補助するのだが、もし詠唱が欠けていたらまともには使えずおかしな形で魔法が発動する、お主の場合だと詠唱を自分で新しく作ったがための暴走じゃよ、ふむじゃあ、何か簡単な魔法をおぼえてみるか?」
「良いの?」
「ああ、だが儂が教えられるのは土と水だけじゃぞ、闇はこの王国には使える人間がおらぬからな、図書館で本でも読んで覚えるんだな、この城にも図書館はあるから頑張って探すのじゃ」
「よし、じゃあ早速魔法を教えてください!師匠!」
「うむ儂の修行は厳しぞ、なんつって、ガハハハッ」
こうしてカレスは魔法を覚えたのであった




