第六話 「ダイエットの方法 その一」
いろいろ凝り始めると、調べまくって、試しまくる性格です。
おそらく、ダイエットについて聞いてみたい方も多いと思いますので書いてみます。
一番大事なことは、消費するカロリーより摂取カロリーを減らすこと。
ものすごく当たり前なのですが、これが大原則です。
でも、これが難しい。
カロリー減らすというと、量を減らしたり、回数を減らしたりして、辛くなって元に戻る人も多いと思います。
あるいは、○○ダイエットのように、そればかり食べて一時期痩せるけど、飽きて戻ってしまうパターン。
運動をするために、ジムに登録して数回で行かなくなってしまう。
大丈夫です。
私も全部経験しました。
うまくいきませんでした。
じゃあ、どうしたら良いか。
最初に戻ります。
消費カロリーより、摂取カロリーを減らすのです。
消費カロリーが解らない、摂取カロリーが解らない。
そうですよね。
私もそうでした。
残念ながら、勉強が必要です。
まず消費カロリーは性別、年齢、身長、体重、活動量から計算されます。TDEE 一日の総消費カロリーで検索すると出てきますので、そちらを入力して調べます。
まずこの数字を覚えておく。
次に、摂取カロリー。
今はやはりスマートフォンのアプリでしょう。
私は「あすけん」を用いていますが、いろいろありますので、お好きなものでけっこうです。
食べるものの写真を撮るか、名前を記入するか、商品のバーコードを読み取ると、カロリーや成分表を見ることができます。
それを見て、少しずつ覚えていきます。
面倒だな、と思いましたでしょう。
私も毎食やるのは面倒で、時折しかやっていません。
それでも発見の毎日でした。
とにかく感じるのが、美味しいものは脂質が多いこと。
普通に食べていると、だいたい脂質が過剰になってしまいます。
1食20g以下、3食で60g以下と出ていて、
「そんな行くわけないだろう……」
と思っていたのに、毎日超えている!
「えっ、どこに脂質が?」
油で料理していた。
脂身がついていた。
様々ですが、美味しいと感じるものに脂質のなんと多いことか。
逆にたんぱく質も一日同じ60gは取りたいのですが、これが意外にとれていない。
ステーキとか純粋なお肉を食べているとき以外は、達していないことが多かったのです。
子供がバーミヤン好きで、よく食べに行きます。
まあ、チャーハンや麺類はカロリーが高いに決まっています。
炭水化物の塊ですし、油も使っていますので。
私は、餃子・小籠包・北京ダックを頼んでみました。
何となくカロリーが少なく、たんぱく質が多いだろうと目測を立てました。
結果。
餃子 たんぱく質 19g 脂質 23g カロリー 473kcal
小籠包 たんぱく質 5g 脂質 5g カロリー 150kcal
北京ダック たんぱく質 14g 脂質 18g カロリー 393kcal
合計 たんぱく質 38g 脂質 46g カロリー 1016kcal
はい、脂質、カロリー共にオーバー。
ラーメン一杯の方がまだましです。脂質 25g カロリー817kcalですから。
知らなかった……。
そんなこと言ったら、中華料理を何も食べられないよ!
と思ったのですが、調べてみると八宝菜や麻婆豆腐の方がカロリーは少なくて良さそうです。
もちろん、バンジンジーは優秀。
たんぱく質 23g 脂質 8.4g カロリー 211kcalです。
さすがだよ、蒸し鳥。
とはいえ、別にここで食べたいものを我慢しなくていいのです。
「へえー、そうなんだー」
で構いません。
でも知ってしまうと、おのずとカロリーの低いもの、脂質の低いものを次に選びがちになります。
もうこれだけで、真面目に痩せます。
和食の優秀さに驚嘆します。
鍋物のバランスの良さと手軽さにやめられなくなります。
足りないたんぱく質をとるために、ドラッグストアに向かいたくなります。
本当です。
なので、最初は時折でよいので、アプリを使ってカロリーやたんぱく質、脂質を調べてください。
それだけでも、痩せます。
高たんぱく、低脂質、低カロリー、食物繊維多め、水分たっぷり。
このあたりの知識を得て心がけるだけで、空腹感を憶えることもないですし、十分においしいものも食べられます。
知識を付けて、自然な行動変容ができれば、一生の継続ができます。
外食が多くても、コンビニ飯でも可能です。
鮭のおにぎりに温かいお茶、たんぱく質飲料。これでかなり優秀な食事です。
最近は、バランスの良いお弁当や配食も多くなりました。
時に心の栄養として、好きなものをたくさん食べてもいいと思います。
他でバランスをとり戻して、楽しい食事と理想の体型を目指しましょう。
長くなってしまいましたので、分割します。
2に続きます。