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京夜日記  作者: 京夜
2/23

第二話 「人は変われるのか」



 人は本当に変われるのでしょうか。


 私は暑がりで、どうしても夏にスーツを着てネクタイを締めるのが苦手です。

 お吸い物に入っているシイタケも駄目で、我慢して食べています。


 もちろん、誰もがアイドルになれるわけでもなければ、スポーツ選手にもなれません。


 三つ子の魂百まで、と言われます。

 変わらないもの、叶わないものは、たくさんあると思います。


 怒りっぽい人はどうでしょうか。

 穏やかな人になれるのでしょうか。


 忘れっぽい人はどうでしょうか。


 何となく、できるような、できないような。


 煙草をどうしても止められなかった人が、肺癌が見つかってから途端に吸わなくなったり。


 ずっと太っていた人が、ダイエットに成功したり。


 どうしたら人は変われるのでしょうか。



 私は「人はとても弱い」と考えています。

 意志の力で、嫌なことを我慢し続けるなんて、とてもできない。

 誰でもそうだと思っています。


 今の生活は、自分にとって好ましいことを選んできた結果。

 だから、人はなかなか変われない。

 それは、当たり前のことなのです。


 先ほどの喫煙を止めた人も、決意し我慢して止めたというよりも、癌になって原因となった「煙草」が嫌になった、ということの方が大きいと思います。


 ダイエットに成功した人も、減量のつらい時期や我慢もあったと思いますが、だんだんと痩せているときの自分の方が好ましくなったのではないでしょうか。


 弱い自分が変わる方法。


 つい先日、林修先生の出演されている「初耳学」に、なかやまきんに君が出演され、とても良い話をしていたので、ここで紹介させていただきます。


 ご存じのように、彼は芸能人でありボディビルダーという異色の経歴を持つ方です。

 そこで彼が、ダイエットの方法を説明していました。

 その中で、


「好きなものを食べるのを止めなくていいです。心の栄養は大切です」

「つらい運動はしなくても大丈夫です」


 と言います。

 ありがたいですね。


 ではどうやってダイエットを……と思ったら。


「10回でいいので、この軽く膝を曲げる程度の、簡単な屈伸を毎日続けてください」


「それでも毎日続ければ1年間で3千回です。」


「毎日続けていると、ふと身体がもう少し増やしたい、と思えてきます。そうしたら、増やしてあげてください」


 なるほどなぁ、ととても感心しました。


 大切なことは、物足りないぐらいから始めること。

 それを毎日続けること。

 時にお休みしても大丈夫。自分を責めないで。

 また再開すればいいのです。


 そして、自分の身体と心に聞きましょう。

 ちょっと物足りなく感じたら、もう一歩踏み出しましょう。


 物足りなく日なんて来るの、と思うかもしれません。

 あるいは焦って、すぐに増やしたくなるかもしれません。

 焦らず、自分の身体と心にしっかり問いかけてあげてください。

 ゆっくりとですが、必ずその時がやってきます。


 何をすればいいか解らないときは、情報を集めましょう。

 今はGoogle、YouTube、Instagram、情報源には事欠きません。

 自分が一番わかりやすくて、できそうなものでいいと思います。

 失敗も、遠回りも、すべてが財産になります。



 成長した自分の、少しの変化に気づいてあげてください。


 そして、たくさん、たくさん、自分を褒めてあげてください。


 ちゃんと、新しい自分が心地よくなります。

 楽しくなってきます。


 自分が変われることを憶えて、変わる自分を楽しんでください。


 人は変わることができると思います。



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