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京夜日記  作者: 京夜
15/23

第十一話 「推し活のすすめ」


 真面目な話ばかり書いていると、不真面目なものが書きたくなります。

 今回は「推し活」についてです。


 私の推しは、YouTubeで主に活動されている、深脊界スタジオ所属のヴァーチャルアーティスト「明透」さんです。

 YouTubeのお勧めで「ソラゴト」という彼女の曲が流れてきて、それを聞いてからのファンです。

 独特の声質も魅力的ですが、どの曲に対しても真剣に心や気持ちを込めて歌っているのがとても好きなのです。

 配信やコメントから、いつも明るくて人を悪く言わない性格も魅力的です。

 4月9日に初ライブがZepp 新宿で行われるので、今から楽しみです。

 下手をすると私が現地参加者の最高齢かも知れませんが、老若男女にファンがいるとむしろ喜んでもらえるはずと、前向きに参加予定です。

 ペンライトを振って、声を出して応援してきたいと思っています。


 娘が「推しのいない人っているの?」となかなか衝撃的な質問をしてきました。

 「推し」なんて言葉はまだまだ最近できたばかりの言葉なのに、すでに「推しはいて当り前」と思われる世の中になってきたのだな、と感じました。


 それにしても、良い世の中になったものです。

 昔の推す対象はテレビに出ている芸能人ぐらいで、応援するにしてもグッズを買いに行ったり、コンサートに行ったりと時間的・地理的な制限がありました。

 それが今はネットで応援出来たり注文できたりと、時間や地理の制限がなくなりました。

 対象も人に限らなくなりました。「刀剣乱舞」などは刀剣の擬人化です。刀剣を見るために美術館に若い女性が押し寄せています。

 何らかの好きな対象が見つけやすい世の中になりました。


 以前はルーズソックスやボディコンなど、同じファッションばかり着ていた流行も、今はロリータを着る男の子やパンクを着る女の子など多彩です。

 LGBTQ+はまだまだカミングアウトに壁があるようですが、BLや百合は一部の人にはご褒美です。

 日本は同一性を好む傾向にありましたが、異質なものを取り入れていく方が発展していくのは間違いありません。

 いろいろな「推し」や「好き」ができていくことを願ってやみません。


 推しになるハードルも下がってきたな、と感じます。

 YouTubeだけでなくTikTok、Instagram、X、ニコ動、Twitchといろいろな発表の場がありますし、方法があります。

 好きが高じてインフルエンサーとなった人も少なくありません。

 「小説家になろう」もそうですよね。ここから本当に小説家になった人もたくさんいらっしゃいます。

 どうすれば登録者を増やすことができるか、考察する情報もどんどん出てきていますし、質も上がってきています。

 アニメが日本の誇る文化となっていますが、おそらくVTuberなり、これからどんどんあらたな日本初のエンターテインメントが出てくると思います。

 これはとても良いことです。


 それに、例えば一つのミュージックビデオを出すにしても、歌う人、作曲者、作詞者、アニメを描く人、動画を作成する人、演出する人、プロデューサー、広告する人。

一人で全部やることもできれば、何か一つ得意で関わることもできます。

 表に出なくても、たった一つの得意で関わることができたり、生計を立てることができるようになったりします。

 それは、その分野のNo.1にならなくても、誰かにとってのOnly 1になれば、それで大成功。

 そう思えれば、だいぶ楽な気持ちになれるのではないかな、と思います。



 好きが高じれば得意ができますが、何が自分の得意か解らない人は、「統計のおねえさん」として最近登録者を増やしている「サトマイ」さんが、新R25チャンネルで自分のキャリアについてインタビューを受けている話が良いかもしれません。

 すべての就活に失敗して、就職しても合わなくて辞めてしまう毎日から、自分の得意で食べて行けるようになる話です。

 自分で得意に気づけなくても、人から指摘されて仕事となることがあること。

 初めてお金を稼げるようになるきっかけなど、とても勉強になります。



 ぜひぜひ好きや得意を大事にして、推したり推されたりして、誰もがOnly 1として生きていける世界が広がることを願ってやみません。



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