表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

何人もの男を、手玉に取ってお金を騙し取る女を俺は絶対に許さない!

作者: 七瀬
掲載日:2021/12/17







俺は初めて、“詐欺”にあった!

俺に近づいてきた女は、美人ではないが品があり清楚な雰囲気を

持った女だった。

俺は既に50歳で、未婚で独身だ。

彼女も何十年と作っていない!

女性ひとと一緒に生活するという事がどういうことなのか?

もう俺には分からなくなっていた。

独りの生活が長いと、何でも一人で出来てしまい何不自由しない

生活が送れてしまう。

料理にも洗濯にも掃除にも俺のこだわりがある!

それを、彼女ができて一緒に生活するとなると? 今までのように

自分の生活スタイルを変えなければいけない!

それが苦痛とういうか? ストレスになるんじゃないかと俺は怖い。

それでも、俺と同じ歳ぐらいの男性ひとは? みんな結婚して

家族を持っているのが普通だ。

この歳まで独身を貫き通すと? “ただのモテないオジサン”として

かたずけられてしまう。

誰も俺を相手にしなくなってしまうんだ。

どうにかこうにか? 俺は結婚相手を探して幸せな家庭を作りたい!

俺は、そう思っていた。






 *





・・・ここから数ヶ月後。

俺は意を決して! “マッチングアプリ”で相手じょせいを探す

事に決めた。

そこで出会ったのが、、、? “菊川 水緒”という

自称25歳の女性ひとだった。

見た目は、少し歳よりも大人びているように感じたが、話すと気さく

で雰囲気のいい女性ひとだと思った。

俺は彼女の事を気に入り、彼女も俺の事を気に入ってくれた。

お互い連絡交換をして、毎日LINEでメッセージを送り合う。


【今日は、何をしてたの?】

【妹と二人でご飯食べに行ってたよ。】

【何食べた?】

【イタリアンで、そのお店の料理が凄く美味しかったの!】

【良かったね!】

【うん! 今度は、昌典さんと一緒に行けたらいいね!】

【じゃあー今度! ふたりで一緒に行こう!】

【うん!】





この時の俺は、完全に浮かれていたと想う。

久々にできた彼女を、俺は完全に好きになったいた。

彼女の事を何の疑いもなく、ただただ好きだった。

まさか!? この後、俺は金をこの女に騙し取られる事も知らずにね。






・・・次第に彼女は、俺への要求が酷くなっていた。

俺は彼女の為なら、何でもしてあげたいと想っていたし叶えてあげたい

とあの時の俺は必死だった。

“やっと捕まえた彼女を手放したくない”とまで想っていた。

彼女は何かにつけて、俺からお金を【借りる口実を見つけて言ってきた】



【ごめんね、お母さんが急に病気で入院して直ぐにお金が要るんだけど?

私は給料まだだし、直ぐに支払えないの! ごめんだけど、昌典さん?

給料が入ったら直ぐにお金を返すから、今だけ貸してくれないかな?】

【えぇ!? そんな事? 遠慮しなくていいよ! 水緒と俺の仲でしょ!

それで、幾らいるの?】

【取り合えず、“15万円”ほどでいいらしいんだけど...。】

【分かった! 直ぐにお金を水緒の通帳に送るよ。】

【・・・あ、ありがとう、“やっぱり昌典さんが一番私にとって頼りに

なる男性ひとだわ!”】

【気にしなくていいよ! お母さん、早く病気治るといいね!】

【うん。】





・・・初めは、15万円ほどのお金を俺から借りたが、直ぐに

彼女が言った通り彼女の給料が入った後、俺が貸した15万円

は直ぐに戻ってきた。

それからは、彼女から俺にLINEが来るたびにお金を借りる

ための言葉が並べられていた。



【お父さんが【癌】になって入院費が私が思っていたより高くて

入院できないから、昌典さん! お金を貸して欲しいの!】

【えぇ!? 一週間前は、お母さんだったよね?】

【悪い事って、直ぐに起きるものでね! 今度はお父さんなの!

お願い、こんな事頼めるのって昌典さんしかいないのよ!】

【・・・でっ、幾らいるの?】

【保険に入ってないから、800万円ほど要るらしいの!】

【えぇ!? “800万円!?”】

【・・・そ、そうだよね、無理だよね?】

【い、いや? 無理じゃないよ! 貯金は俺はあるから800万円

ぐらいなら出せるよ!】

【ありがとう、心から昌典さんの事を愛してるわ!】

【俺も水緒の事、愛してるよ。】

【嬉しい! じゃあ、直ぐに私の通帳にお金を送ってくれる?】

【あぁ、分かった、直ぐに送るよ。】





・・・あの時の俺は、必死に彼女の心を繋ぎようとしていた。

だから俺の貯金がいくらあるかまで彼女に伝えていた。

俺の貯金は全額で1億円あったんだ。

コツコツ俺は贅沢もせず、ひたすら貯金し続けていた。

仕事も真面目で上司からの信頼も厚かった。

そんな俺の残りの残高も既に30万円ほどになってしまった。

あっという間に、俺の貯金通帳の数字はアノ女のせいで減っていく。

俺がもうそろそろお金がないと気づいた女は? 俺が連絡しても連絡

が完全に取れなくなってしまった。

調べると? 俺に教えてくれていた名前や年齢、家や家族も何もかも

デタラメだらけだった。

もうアノ女を探す手立てがないと思っていた俺は諦めるしかない。

女は怖い生き物だ!

俺は完全に、“女性恐怖症”になってしまう。

その辺で歩いている女性ひとにも怖いと感じるようになった。

仕事も手につかないぐらい、俺の生活が壊れてしまう。

老後の為に独りでも生活できる為に貯めたお金も全てアノ女に奪われた。

この先、俺はどうしたらいいのだろうか?

孤独死だけは、避けたいモノだ!


最後までお読みいただきありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 持てるオトコはモテるオトコより悲惨だなんて… なんだか気の毒…(-_-;)
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ