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ゆりかご  作者: 翠カ/愛カ
3/38

2話 入学式②

 

 ―私立清澄高校靴箱前―

 ざっと50人ぐらいの入学生達の集合体がある。規模は違うけど私からしたらまさに人がゴミのようだという感じだ。


 この集合体は想像するのも容易い。クラス表が貼ってあるからだろう。


 この学校のクラスは主に5クラスに別れており、それぞれ

 A組―特別進学クラス

 B組―普通科クラス

 C組―商業工業クラス①

 D組―商業工業クラス②

 E組―スポーツクラス

 となっている。


 私は商業クラスを受験したからC組かD組だ。


 私も見に行こうと1歩踏み出して立ち止まる。一応身長は高い方だとは思うが何しろ視力が悪い為ここからでは何も見えない。

 今ここでメガネを鞄から出すのは(いささ)か面倒だ。

 人が引くまで(しばら)く待とう。


「おぉー!遥斗(はると)じゃーん!!!お前もここ受けたん!?」


 ん?はると??

 聞き覚えのある名前を聞き声のした方を振り返る。


 そこには見知らぬ背が少し低めのワンコ系男子がいた。

 そしてもう少し後ろに目をやるとそこには背とガタイが大きく、短めの髪が特徴的な男子がいた。


 森井遥斗(もりいはると)

 中学の時勇気を出して教室に行った時


『デカブツ』


 と、(ののし)って来た男子だ。

 反射的に何処かへ身を隠そうとしたが、むしろその方が目立ってしまうと考えその場に留まった。


 森井はもう1人のワンコ系男子と話しながら靴箱前迄歩いてくる。


「遥斗、何処クラス受けたん?」


「工業。お前は?」


「俺、手先不器用だから物作りとか無理があるけ~普通科にした~(笑)」


 工業、か。

 同じクラスになるかもしれんけどまぁ、何とかなる気がする。

 強気に行こう。


 少ししたら靴箱前が()いてきた。時間も時間なので急いで探す。


 私の名前はC組にあったのでC組の靴箱で自分の名前を探し真新しい上履きに履き替え、3階の教室へと向かった。

方言を入れさせていただいております。


(広島弁、岡山弁が好きな為そこら辺を混ぜております故)拙くはなっておりすがご了承くださいませ。


入学式③へ続きます。

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