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EX-81 SS「クリームシチューを食べよう(レシピ編)」

春香「リーネと!」

高橋「美樹の!」

春高「「クリームシチューを食べよう!」」


パチパチパチ


高橋「で、なんなの?このSS」

春香「作者がね、『そういえばEX-14ではクリームシチューの作り方ちゃんと書いてなかったなあ。話の中でたびたび出てきてるのにそれはマズい!』と思ったらしくてね」

高橋「ふーん」

春香「なので、ここらでちゃんと示しておこう、ということになったわけ。私達ふたりのメイドがね!」

高橋「え!?あ、ちょ、なんで私までメイド服着てるの!?」

春香「じゃあ、いっくよー!」

高橋「いーやー!」



春香「今回のレシピのイメージは、『あの村の人々に食べてもらったスープ』だよ!」

高橋「うう、まだ恥ずかしい…。えっと、それって、どういう特徴があるの?」

春香「まず、固形コンソメなどのスープの素といった便利なものは使わないよ」

高橋「ふむふむ」

春香「具も、ジャガイモとタマネギだけ」

高橋「ふむふむ…ん?」

春香「塩・コショウもなし」

高橋「…それ、味があるの?」

春香「ないねー」

高橋「ちょ」

春香「タマネギから出る旨味くらいかな。あとは、あの葉っぱの香り」

高橋「ねえ、大丈夫なの?」

春香「大丈夫大丈夫、作者がこのレシピで作ってみた直後に、このSS書いてるから」

春香「作者の味覚センスがリーネ並でないことを祈るわ…」



春香「量は3〜4皿を想定してね。まず、こちらの材料を用意したよ!」


・ジャガイモ2〜3個

・タマネギ1〜2個

・月桂樹の葉(ローリエ/ローレル)2〜3枚


高橋「『葉っぱ』って、月桂樹の葉だったんだね」

春香「月桂樹の葉は、何千年も前から地中海を中心に香辛料とし使われていたはずなんだけどねー」

高橋「この小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません」

春香「コピペ乙。月桂樹の葉はスーパーとかで売ってるから探してみてね!作者はTO◯◯◯LUの1袋100円のを使ってるみたい。大変おトク!」

高橋「リーネの金銭感覚が滲み出てるわね…いや、逆か。で、この材料をどうするの?」

春香「ジャガイモとタマネギを適当に刻んで鍋に入れ、月桂樹の葉と一緒に水で煮込みます」

高橋「それで?」

春香「それだけ」

高橋「は?灰汁取りとかは?」

春香「してもいいけど、あの村の料理で灰汁取りとかしてると思う?」

高橋「…そういうイメージはないわね」

春香「そゆこと」



春香「煮込んでいる間に、こちらを用意するよ!」


・バター30g

・小麦粉(薄力粉or強力粉)大さじ3杯

・牛乳300ml


春香「まあ、どれも適量でいいんだけど」

高橋「うわっ、雑」

春香「だーかーらー、あの村に計量スプーンとか計量カップがあると思う?何回か作れば、目分量でいけるでしょ」

高橋「それは、そうだけど…」

春香「実際、小麦粉は大変だったよ。小麦から必要な分だけ自力で製粉しなきゃいけなかったんだから」

高橋「ああ、パンすら作ってなかったんだっけ、あの村」

春香「さて、これらでルーを作るよ。こんな感じかな?」


・弱火で熱したフライパンでバターを溶かす。

・小麦粉を入れ、スプーンで良く混ぜていく。

・牛乳を少しずつ入れながら、同様に混ぜていく。

・材料を煮込んだ煮汁を入れ、同様に混ぜていく。


春香「ポイントは、それぞれダマがなくなるまでよく混ぜること。煮汁を混ぜた後は、綺麗なホワイトソースができるよ!」

高橋「普通は、これを市販のルーと牛乳で作っちゃうわよねえ」

春香「まあね。でも、小麦粉があればほとんど同じものが作れるんだから、おトクじゃない!」

高橋「結局、そこに行き着くのね…」



春香「あとは、材料を煮込んでいる鍋にホワイトソースを入れてよくかき混ぜて、コトコト煮込むだけ!」

高橋「ダシも、肉類も、塩・コショウもないのね…」

春香「あの村のイメージなら、干し肉の代わりにベーコンを入れるとか?日本の定番を追求するなら鶏の胸モモ肉、ニンジン、ブロッコリー、カリフラワーとかだね」

高橋「固形コンソメも使いたいわよねえ。タマネギは、煮込む前に炒めた方がいいかしら?」

春香「かもしれないね。あとは、食卓に塩・コショウを置いて、好きなように入れてもらうということで」

高橋「塩・コショウは入れ過ぎに注意だね!」

春香「あ、そうだ。月桂樹の葉は、ある程度材料を煮込んだら取り出した方がいいかな。苦味が出るかも」

高橋「なるほど…。あ、Wikipediaにそう書いてある」

春香「バラさないで」



春香「はい、めしあがれー」


美里「うん、確かに味がないね。塩、塩」

健人「にく…にく…」

田中「私も、塩が欲しいですねえ」

高橋「実さん、塩分の取り過ぎには気をつけて!」

須藤「ごめん、コショウがほしいかも」


春香「…ふむ、やっぱり、あの時代の流通をなんとかした方が…」

高橋「リーネ、タイムパラドックスはやめてよね…」

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