登場人物まとめ
すみません、やはりEX-26までを第2シーズンとして区切りたいと思います。SOEの存在が定着したためというかなんというか。
で、今回のまとめは長いです。作者の『ぼくのかんがえたさいきょうのせってい』と嫉妬が多いだけです、はい。
◯佐藤春香(リーネ・フェルンベル)
主人公。VRでもリアルでも圧倒的なまでのロールプレイ厨。また、全ての厨二病患者憧れの『剣を呼び出す』仕組みまでリアルで整えてしまった。なお、リアルでは変装していない(本人曰く、変装するのは偽装であり『ロールプレイ』ではない)ため、全くもって映像化できない話ばかりとなってしまった第2シーズンである。ちなみに、春香のリアルでのロールプレイは、あれである、電車に乗ってたら普通のお姉さんが隣に座ったなーふーんと思ってさて降りるかとふと横顔を見たらおいおい毎朝TVで見ているお天気お姉さんじゃねーか!という感じみたいな(解説失敗)。
◯リュート(EX-17)
ルート探索攻略を職業とするFWOプレイヤーアバター。前人未到の辺境エリアの砂漠地帯でぶっ倒れていたところを、愉快な両親を追っていたケインに助けられる。佐藤春香のファンであり、各種メディアを逐次チェックしていやっふーという筋金入りだったはずなのだが、ケインと別れてだいぶ経って仲間に指摘されてようやく中の人に気づいて悶絶する。ちなみに、本編とかで『探索者』と『探検者』のふたつの表現が混じっていることに今回気づいてさーどうしよ?本編はあまり手を加えたくないんだけど、と悩んでいる作者であった。どうしよ?
◯鈴木賢吾
月面や木星の衛星を中心に絶大な勢力を誇る多国籍企業グループ『ソル・インダストリーズ』の会長。鈴木姉弟の祖父(正確には一方は血縁的にちょっと違うけど)。春香からは『鈴木のお爺様』と呼ばれている。下の名前が出たのであらためて紹介。年を重ねてもなかなかのやり手ではあるが、SOE発足の経緯を見る限り、若い頃はもっと無茶をしていた模様。とはいえ、田中氏などと同様、割と辛辣な春香の意見などには素直に耳を傾けるだけの余裕はあるらしい。
◯引きこもりプレイヤー(EX-20)
成り行きとはいえ、春香とショッピングモールでデートすることになったっていう、うらやましいやらねたましいやら…おかしい、作者の…のオトモダチのお話を参考にしたキャラなのに…とにかく、そういうことになってしまった、現在NEETな男性プレイヤー。引きこもり解消のため春香から懇切丁寧に手取り足取り…くそう、くそうくそう(見苦しい作者)。ちなみに、春香の方はそんな意識は全くなく、『男女ふたりだからって恋愛感情が伴わなければデートではない』ということで、単に外に連れ出すきっかけを作っただけである。へっへー、ざまーみろ(見苦しさMAX)。あ、でも、名前くらいは覚えてくれても良かったかも(同情)。
◯浅羽瑞乃(EX-21、EX-22)
中学3年のお嬢様で、父親は宇宙業界では『ソルインダストリーズ』の次くらいに大きい多国籍企業『アサバ産業』の社長。ただし、話の中で登場したのは、そのほとんどが春香のロールプレイ。前述のように、春香は別に瑞乃嬢に変装していたわけではなく、忙しくてあまり家にいない彼女の両親と口裏合わせをしていただけである。鏑木正師や加藤春咲を名乗っていたSOE『ロールプレイ戦術班』のメンバーや転入先の学園関係者は本来の(箱入り娘である)浅羽瑞乃を知らず、せいぜいが宇宙業界の懇親パーティとかでたまに顔を出す程度の知名度だったため、そういうことが可能だった。なお、春香は実在している瑞乃嬢のロールプレイをこなすため、事前にFWO一週間パック(現実時間で数時間程度)で彼女と楽しい時を過ごした模様。
◯レオン(EX-23)
変装怪盗。義賊らしい。イメージとしては、某三世を孤高の義賊にしたような。某三世って、ふつーに銀行強盗とかもするから義賊じゃないんだよなあ。それはともかく、変装を武器に『仕事』をしている彼としては春香の『変装しないロールプレイ』に興味がわき、ちょうど春香がフランスに直接来るというので、会う約束をしていたクロイゼル氏の運転する車にちょこっと仕掛けをして一時間ほど遅らせ、その間に春香の技術を会得しようとしたが、レベルというか世界が違う話だった。なお、レオンが春香に本当に恋愛感情を抱いたのかは不明。いずれにしても、モーションかけるなら素顔を晒すのが春香に対する必要条件(≠十分条件)だろう。
◯SOE("Stay on Earth"、『地球に留まれ』)
元は単なる見識者・有識者のグループで、国家のメンツをかけるだけの宇宙開発競争に異を唱えていたのだが、要は、もちっと開発成果を『地球の』民間に降ろせや税金使ってんだからようという、利権の移譲を狙っていた各国企業体の思惑から作られた。『ソル・インダストリーズ』を始めとした宇宙産業企業体が多くの利益を得るようになった今、それら企業の代表的立場でもある初期メンバーはSOEを維持する理由がなくなったのだが、『宇宙開発事業のために搾取されている』という発想でグループに協力していたメンバーが保守化・狂信化したのが現在のSOE。結果、脱退して搾取側にまわった(と捉えられてしまった)初期メンバーは現SOEからは『裏切者』と称され、国家vs民間という構図から、初期メンバーvs現メンバーという構図と化している。
…と、長々と書いたが、ぶっちゃけると『エキストラ』における春香の仮想敵。宇宙産業に関わることになった春香も標的にされるだろうことを見越して、春香自身、関係企業や捜査当局に全面協力している。もっとも、当のSOEは最初から春香のことを畏怖の対象としており、彼女の優れた技術や能力を利用しようとしてはいても、春香本人に敵対するのは自殺行為とすら思っている模様。春香のロールプレイを参考に訓練を受けている諜報組織『ロールプレイ戦術班』や、ケインとしての春香が繰り広げたコンピュータ技術を研究し活用している別働隊を通し、その辺の認識が浸透しているらしい。そういうわけで、現在のSOEの方針は『いかに佐藤春香に気づかれず活動を遂行できるか』という、なんとも情けない状況に陥っている。ぷげら。




