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メンバーにお披露目

 ドンッ俺は大きな本を机の上に置いた。



「これは昨日貰った礼の一つだ。ただし使用に条件がある。俺達以外に使用させない、だ」



「これは、魔道書ですか?」



「ああ、昨日見たような、魔術を使うために、必要な基礎知識なんかが、あると思う」



 レイナ、スロートのテンションの上がりが凄かった。レイナにいたっては、お前そんな大きな声が出たのかよと思うほどに。



「つまんな~い」魔術の素養が殆んど無いミルはしょぼくれている。



「誰が魔道書だけと言った。これも使用者は俺達だけだ。後、魔道書もだが、その存在は秘匿したい。確実に狙われるからな」



「ミル、この札を持って、自分の部屋に行ってみろ」



「なになに?面白そう」残念なくらい単純な子だ・・・凄い速さで出て行った。



「聞こえるか?ミル。聞こえていたら札に返事をしろ」



「聞こえてるよ、これすっごいね、何処でもお話できるんだ」



「そういうことだ、戻ってきて良いぞ」



 一緒に居る二人は唖然とこちらを見ている。これが普通の反応だ。




「確かに、秘匿するべきですね」



「間違いなく狙われる・・・」




 この後、戻ってきたミルに誰にも話しても、使ってるところを見られても、いけない事を厳重に伝えた。





「そろそろ、リュートが来る。修練に行こうか」




 修練だが、銃なしでも、随分安定するようになってきた。レベルがあがれば、こんなもんだ。



 因みに今現在はこうだ。



 レベル101

 力143

 HP620

 防御141

 MP1010

 速度58

 思考2500



 ここまでくれば、この辺の魔物はある程度対応できる。しかし、これではまだまだ力不足だ。今回の転生者、ルイは友好的だったから良い。しかし、もしもあのレベルの、敵対者が現れれば確実に、敗北する。



 人間に特化したスキルを持とうとも、あれだけの力量差を、見せられたのだ。銃でどうにかなるとも思えない。どうしたものだろうか。



 ここに居るのも、あと二月程度の予定だ。それまでに可能な限り、対策と地力の向上を図らねば。

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