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助けた鬼は可愛い化物だった

 目的の場所に着いた。オーガ一匹と周りには、おびただしい魔物の死体。どうやら、清掃して、話し易い場を作ってくれたようだ。



「ダイス本当に大丈夫なの?」ミルは少し怯えている。かなり猟奇的な光景だから、仕方ないのかもしれない。


「問題ない。証拠を見せよう」



「オーガよ、一先ず解呪を使える、術者を連れて来た。武器を置き、両手を挙げて、ゆっくりこちらに来い」



 オーガは言われた通り、武器を置き、両手を置いて、ゆっくりとこちらに来る。



「レイナ、頼んだ」


 俺も、イカサマでレイナのスキル及び、ステータスを上昇させる。




「任せて・・・」



 その場に陣を描き、詠唱をする。大規模な魔術を使うのだろう。可視化した魔力が、陣周辺に渦巻き、幻想的な光景になっている。



 要するに目立つのだ。当然魔物も寄ってくる。



「オーガ、お前は陣に入れ。スロート後ろを頼む、ミルは打ち漏らしを始末してくれ」



 スロートの範囲の広い魔術と、ミルの弓と敵が何処から来るかの指示、これでなんとか防衛に成功する。




 陣から魔力が四散し、光に覆われていたオーガだった者が見えてきた。




 そこにいたのは・・・幼女?いや、良く見れば男の子にも、見えなくはない。しかし、額には小さな角、左手は異形の手。完全には解呪出来なかったようだ。



「そこのお嬢さん、大丈夫か?」



「いやいや、本当に助かりました。あと、こんなナリですが男ですし、あちらでは息子もいる立派な成人男性ですよ。今回の事は本当に感謝します」



「しかし、完全には解呪出来てないです」レイナは申し訳なさそうに、彼にそういう。




「良いんですよ、あの状態を脱する事が出来たのなら、後は容易いです」




 虚空から札を取り出し、周囲に投げ、陣であろう物を作り、独特なステップをやりだした。スキルを少し覗かして貰おう。



まず、驚いたのが、こちらで貰うスキル、そして元々あるスキルが異常だ。


 道術、歩術、高等魔術、高等陰陽術、流系抜刀術、高速演算、対人闘技。


 


 道術・・・道教由来の魔術、レベルは62



 歩術・・・足運びで魔力を制御、術式を補助する術、レベル???


 高等魔術・・・上位魔術を使用できる、レベル???


 高等陰陽術・・・上位陰陽術を使用できる、レベル???


 流系抜刀術・・・刀と鞘で攻撃する、柔の剣、レベル???


 高速演算・・・思考速度が増す、レベル???


 対人闘技・・・人型に有効な武術、レベル???



 ここまでが生前のスキル、要は持ち越し分だ。強くてニューゲーム所ではない。レベルが見えないのはこちらの技量が足らないためだ。



 凄いのを助けてしまったようだ。



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