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相談

 方針はまだ決まっていない。だが、探す必要がある。あのオーガは確かに人間だった。鑑定結果からしても間違いない。変容の呪いってのを受けている。


 変容の呪い・・・対象を、任意の姿に変える呪い。任意と言えども、術者の技量以上の存在への変容は不可。知識に無い物も不可である。


 解呪方法・・・一定レベル以上の霊薬、一定技量以上の治癒術での解呪。



 救える可能性は十二分にある。レイナの技量で足る場合は、すぐにでも可能だろう。もし、それで足らない場合を想定した場合、オーガに見える奴を連れ歩くか。あるいはあそこで待たせて、解呪方法を見つけたら戻ってくるかだが・・・そこまで生きているか怪しい。



 この呪い、スキルなども変容したものに置き換わる、幸いオーガであるため、強いのが救いだろう。



 今回は俺一人では、まず知識が足らない。更に必要なスキルや技量も足らない。今回はメンバー頼りにならざるを得ない。



 説明が必要だよな。



 修練前にメンバーは少しばかし、早く集めて話してみる事にした。



「皆に聞きたいのだが、人を別の、そう、魔物なんかにする呪いなんてものがあるのか?」



「ありますね、どうしたんです?そんな質の悪い呪いについて聞くなんて」



「呪われてる人間を見つけた」



「いやいや、そういうのは見分けが付かないから、厄介なんだよ」とミル



 多少話を削って大まかな出来事を話した。



「オーガについては、いい。でもダイスが隠れてソロで、修練してたのは問題・・・普通に危険」



「しょうがないだろレイナ、リュートの前で、あの魔術は使いたくないからな」



「それでもダメ、次からは私がついて行く。それだけで、生存できる可能性が高くなる」


「それなら僕もいきますよ」


「私も、私も」


 結局全員かよ。



 レイナが解呪可能かもしれない。そういったので、次の約束の日時に行く事に決定した。


「もし、レイナでダメな場合を、考えなければならない。どうすれば良いと思う?」



「普通に従魔の首輪と鎖で繋いで、連れ歩けば良いじゃないですか。本人は嫌でしょうが、魔境にいるよりマシでしょう」



「ダイスがテイマーのフリしてれば良いんだよ~ごまかしたり隠すのは得意でしょ?」今日のミルは少しばかり辛らつだな。


「はいはい、俺はそんな奴ですよ~だ」



 方針は決まった。リュートもそろそろ来るだろう、切り替えて修練と行きますか。



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