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幼女以下・・・

「ダイス、大丈夫?眩暈とかしない?」妙にミルが心配してくる。



「なんとも無いが?」



「そんな訳無い、オーガを一撃で倒すほどの魔術を、あれだけ放ってマナが足らなくなるはず」



「あの魔術殆んど魔力消費ないからな、触媒は結構使うが、金食い虫な分使い勝手は良いのさ」回収できなければ結構な痛手だっただろう。錬金術様様だ。


 

これだけ倒したんだステータスはどうなったかな。



 レベル45

 力60

 HP210

 防御65

 MP312

 速度30

 思考800



 レベルが随分上がったな。オーガは美味しい経験値だったか。それにしても、完全に前に出られない数値。力に関して言えばミルと大差ないのが悲しい。 ・・・すいませんミルに負けています。強がりました、と自分の中で虚しい思考を繰り広げる。



 他に変化は・・・スキルが増えてる、そもそもスキルって奴は、才能がある、使えなくもない程度のアバウトな物だ。自分にある事を知らなければ使えない。


今回増えてたのは、多分組み合わせで使用をした結果だと思うのだが、呪術だ。普段から敵に能力低下を掛けてるんだ。ある意味呪術のようなもんだろ。


 それと、付与魔術。いろんな物に魔術を付与するとあるが、イマイチどう使うかわからない。実験する必要があるな。



「ねぇ聞いてるの?」どうやら自分の状況把握に集中していて、話を聞き逃したようだ。



「すまん、もう一度頼む」



「だから、オーガの死体を全部もって帰るわよ、1体でもそこそこの金額になるんだから」



「皆に頼みがある。今回の討伐皆での手柄にしたい。あまり悪目立ちはしたくないんだ。厄介な奴に目をつけられるからな」



「了解、じゃあ俺はあの酒奢ってくれ」


「僕は、パンのサンドですね」


「私もお酒で」



「うーんとね、私は、この前買ってた果物で、なにかこそこそ作ってた奴で良いよ」




「私はお風呂」



 こいつ等、ここぞとばかりに要求をしてきやがる。前の3人は良いが、エイラ、風呂は大変なんだぞ?後何故ミルは秘蔵で作ろうとしている果実酒の存在を知っている?隠れてやったのに。



「でもギルド長にはちゃんと報告するから、それは良いわよね?」



「今回の件は構わないよ」




 頼むから、変に目立たないでくれよ。




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