表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

323/397

怒り

「アキラ、俺の名前はやはり使うな。方針はコレに書いてある。最悪念話符を使って聞いてくれれば良い」



「穏やかじゃないですね」



「穏やかだった期間なぞ束の間だ。気が付けばすぐに面倒事だいい加減疲れた」



「そろそろ魔王でも名乗りませんか?」



「面白半分で名乗るもんじゃねぇよ。メリットとデメリットを天秤に掛けてメリットが勝つならやるがな」




「他称であって自称するもんじゃ無いですもんね」





 アキラと他愛のない話をして別れる。ここまでは楽だった。問題は次の交渉だ。面倒な奴との話し合いに数時間を費やし。なんとか落ち着いた。






 翌朝ルイと合流し、ギルドへ向かう。当然待ち構えるはあの地雷女。




「お前自分より強ければなんでも良いんだろ?ホレ俺の師匠だ、当然俺よりも強い。コレで良いだろ? だから俺を面倒事に巻き込むな」



 自分でも最低の台詞だと思うが好かれたい訳ではないのでコレで良い。問題はルイから出る魔力の放出だ。一人は前回同様失神。ガウは辛うじて意識を保ってる感じかな?



「ダイス、良い度胸だね。呼び出しておいてこの扱い。まさか上手く行くとは思ってないよね?」



 地雷女は困惑して双方を見ている。怒るよりルイの魔力の圧と状況の危うさにそれ所では無いようだ。



「好みじゃなかったか。残念だな、お前は好きだろう?このくらいの年の子はさ。まさか自分と同じくらいの見た目のお子様が良かったか? 流石に俺でもそんな外道じゃねぇよ」




「へぇ。随分と威勢が良いじゃないか。どうだろう?最近修練の相手をしてなかったね。たまには叩きのめされるのは如何かな?」




「お断りだな。勝手に掛かってくる分には構わねぇよ。ただし、その時は俺はお前を殺すまではやめないし、俺が死ぬまでは止まる気も無い。いい加減良い様に使われるのはうんざりだ。これはギルド、アンタ等にも言ってるんだぜ」




「ダイス短い時間でしたがお疲れ様です。放逐するには力を付けすぎました、お望み通この場でその命頂きましょう」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ