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次から次へと

「では少し強引ですが押し通します」



「総長、ギルドは敵って事でいいんだな?俺からすればこれは完全に敵対行為だ」



「ギルドにそんな意思は無い」



 クリートは顔を真っ青にしながら必死に訴えるが、セツに魔力を更に強く当てられ意識を失った。





「成る程、今のでギルドは無関係だと判断する。セツとやら。これは敵対行為だ、命のやり取りになるが構わないな?」



 ステータスはやはり見えない。だが体重等は問題なく見れる。指、腕、等々出来るだけ細かく指定していつでも起動できるようにそなえる。




「ダイスさんを殺すつもりなどありませんよ。そのくらいは加減します」




「俺は遠慮なくその首切り落とすつもりだが?」



「できるものならどうぞ」




 その言葉と同時に起動しようとしたが、その前に俺の顔は跳ね上がる。殴られたようだ。



「随分頑丈なのですね。加減はしましたが、何事も無いように構」



「黙れ」俺は歯一本一本と上下唇の重量をそれぞれ10キロ重くした。普通なら地面と熱いキスをするところなのだが、この女は耐えている。



 次に四肢、指の一本一本。を重くする。耐えてはいるが少しづつゆっくりと地に伏した。




「約束通りその首貰い受ける」




「頼む、それだけは止めて欲しい」



「敵に手の内を見せた。ならば生かす道理はない。違うか?」




「それでもだ。二度とこのような事は起こさせない」




「貸しひとつだ。そして次は例えお前等が止めたとしても、敵対したとしてもその首を落とす」




「構わない。感謝する」



 総長はそう言い、ガウは辛そうに頭をさげる。





 その後はすぐにその場からはなれた。それからはようやく日常が帰って来る。まずは買出し。妖精達の食料やクズ銀等の収拾。それらを3日で終えて楽園に帰るとそこには。








「でつ~♪」「でつでつ~」「でつでつでつ~♪」「「「で~つ~~~♪」」」



 あちらこちらで妖精やコボルトが合唱していた。中心には芸術の神。





 癒されるような神を見てどっと疲れたような、どちらにしろ今は関わらず寝たい。




 家に戻るとなにも考えずただ寝床に潜り込んで眠った。

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