スキル確認
早速増えたスキルを見ていこう。
あれ?むしろ減っている。
理への干渉・・・これは統合スキルって事かね? 弄れる幅は15か。まぁ良し。
匠・・・練成やらはこれに統合されたのね。何処までできるかは試すほかないか。
軍神・・・自分の庇護下とか自軍のとかその辺の底上げの統合か全部4割か敵さんのも4割減、普通に強い。
加護・・・様々な加護をまとめたようだ。内容は受けるダメージの軽減6割5分。あとは状態異常無効。わかってはいたがゲーム感が凄い。
トラブルメーカー・・・面倒な連中に目をつけられてるし仕方ない。
ステータスは一向に上がらないが、思考だけは50000を超えた。もう少し生存に直結するステータスが欲しいのだが、無い物は仕方ない。
ここまでは統合があっただけ。並列操作があれば面倒ではあるが似た事ができる。問題はここからだ。
交渉権(神)・・・依頼を受ける時に褒章を交渉できる。
正直依頼が無い事が一番なんですが。これはダイスの結果ではなく、これからを鑑みて渡されたって所だろうか。
肝心のダイスロールの結果だが・・・鑑定できない。黒く塗りつぶされている。鑑定のレベルが足らないのだろう、少し残念な結果だったが。得る物はあったし良しとする。
確認が終わった所で自分の屋敷に向かうとしよう。奴隷の解放が目的だ、正直精神衛生上あんまり良い物じゃないのよな。まぁ現代の日本だって形が変わった奴隷のような存在はいるから、強くは否定できないが。通常雇用の方が気分が楽なのだ。
じゃあ何故奴隷を買ったかって?教える時の問題とかあったからだ。これが受付とかなら普通に雇用したとも・・・誰に言い訳してるんだろう俺は?
それからは早かった。奴隷商の所に行き、解除の手続きをした。向こうはもう解放するのかと驚いたが、俺は「買った額以上の分は稼いだ。ここからは普通に給料を出し、雇用するのが筋ではないか?」と訪ねると、「奇特な人ですね、例のエステとやらなのでしょう?彼女達は本当に幸運だったようだ。私共としては貴方のようなお客様は本当にありがたい。これからも是非よろしくお願いします」
と言われたが、よほどの事が無い限り無いだろう。
次に屋敷に向かい、金銭の管理している者と話、仕事ぶりを確認した。簡易な貸借対照表を教えていたので確認は楽だった。彼女達に金銭で給与を渡す事を伝える。
色々呼び出しを受けているようだが。
「君は俺を見ていない。この内容も手紙で届いたって事で頼むよ」
彼は苦笑いで承知しましたと返す。貴族様も王様も正直面倒なのだ。それより、自給自足へ体勢を整えたい。




