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一時帰還

 なんとか形になったマインとリズ。途中から俺も実験台になっていたが、マインのからかいが酷くなってきてから俺は逃げ出した。今ではリーシャさんが試しているが、かなりお気に召している様子だ。



「ダイスちゃん。本当に凄いわあの子達。髪もお肌も見違える様だわ」妙に気に入られてしまった。



「お気に召して頂いた様で、彼女達も喜ぶでしょう。それで、どうでしょうか?商品としてこのサービスは通用するでしょうか?」




「通用処ではないわよ。美容関連で言えば最高峰で間違いないわ。これからどうするつもり?」



「そうですね。もう少しだけ経験を積ませてから貴族様や豪商の御婦人をターゲットに展開出来ればと思います」



 うんうんと満足そうに頷き「でも意外よね。夫から聞いたのだけどダイスちゃんは武の人なのでしょう?旅をする商人なら当然なんだけど。聞くに破格の強さだとか。そんなダイスちゃんが美容にまで詳しいの?」



「マッサージは別ですが他は基本的に清潔を目指した行動の結果ですよ。例えば男性で髪、詳しくは頭皮ですね。そこを清潔にすれば、薄毛のリスクを軽減したり出来ますし。体を洗う事は病気を遠ざけるのにも有効です」



 この世界の清潔に対する意識は未だ低い。まぁまだこの大陸は進んでる方だが。下水なんかは流石にない。自分の周りや自身だけでも清潔にするべきだと俺は思う。



「何処で知ったか知りたいけど。商人にそれを訊くのは野暮ね。でも情報として売ってくれるのなら買うわよ」




 考えておきますと濁しておく。




「俺は明日商品の補充に向かいますが。彼女達を頼みます」



「ええ、分かったわ」




 レイウスやガルにも一時的に戻る事を伝え。俺は拠点に戻る事にした。そろそろ約束の一月だからだ。

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