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D-12 そうあってこその危険地帯

前回のあらすじ

・危ないところ行った。

{・・・・師匠、この辺の魔物の最低ランクってどれぐらいですかね?}


{そうだな・・・大体水龍とか海竜とか海蛇とかの幼体がBランクで・・・Cランク以下だと瞬殺されるかもしれないってところだな}


 ・・・完全に予想外なんですが。

 いや確かに「超危険地帯」って言ってたけどもさ。


 まさか、Sランクで平均的な強さとか誰も思わんでしょ?


 ・・・まぁ・・・『影が薄い』でどうにかなるかね?


 というか、なってくれ。



 目指すは奇襲かな。


 さて、探したいのはやっぱり・・・Cランクの魔物かな?


 最悪、Bランクでもいけるかな?


 『はじめの一歩』さんにこの辺の説明でもしてもらおうかな?


 というわけで、この辺についての説明プリーズ。


<ここ、べリアス海底山脈地帯は神代『暴地龍帝エジデルハ』の戯れにより、歪められた地面の一部とされています。

 また、ここはエジデルハによる大地変動の影響か、魔力濃度が異常に高いため、強い魔物が集まりやすく、そのため世界屈指の超危険地帯とされています。>


 待って、この辺の詳細よりも『暴地龍帝』の方が気になっちゃたんだけど。


 ま、まぁ後で尋ねよう。


 で、この辺はその『暴地龍帝』の影響で魔力濃度が高いから、強いのが多い、と。


 『貪欲』持ちにはたまらないね。



 で、『暴地龍帝』とは?


<『暴地龍帝エジデルハ』は神戦時代より龍神に仕える『二十龍帝』の一柱で、べリアス海底山脈の他にもブーズ諸島などの危険地帯を作り出した地面の支配者として世界に名を轟かせているSSSランクの魔物です。>


 で、出やがったよ、SSSランク。


 ・・・SSSランクのこいつを含めた『二十龍帝』が仕えてる龍神ってどれぐらいなんだよ?


<『龍神』は、神戦時代には『輝神』に仕え、今なおこの世界においては最強の一角として名を轟かせる『滅亡級』の神です。>


 ・・・だめだ。スケールがでかすぎてよく分からん。

 「神」て・・・


 ま、敵に回しちゃいけんのだろうね・・・


 で、肝心のCランクが見つからん、と。


 で、Bランクも見つからん、と。


 ・・・まずいなぁ。


 流石にAランク相手じゃ勝つビジョンが出てこない。


 だって師匠よりもランクは上だよ?

 無理無理無理無理。


 ・・・どうしたものか。


 一。

 妥協してAランクの魔物と戦う。運が悪けりゃ死ぬ。


 二。

 やっぱ諦めないでBランク以下の魔物と戦う。運が悪けりゃまず遭遇しない。


 俺的にはできれば二がいいんだけどねぇ。


 ・・・次見つけた魔物がSランク未満ならそいつにすっか。

 うん、それでいいや。


 選択肢は多く持とうや。


 ・・・この案、大丈夫?


 ・・・ちょっと師匠に聞いてみよう。


{師匠、僕の場合どれぐらいの強さの相手を倒せばいいでしょうか?}


{ん?あ~そうだな~。

 安全策を取るならやっぱBランク以下。強くてもSランクだと無理だろうなぁ。

 それよかお前ここに来るのやっぱ早すぎたんじゃねぇの?}


{い、いえ。どうにかして勝ちますよ・・・

 Aランクと戦って無理そうだったら協力してくれますか?}


{そんぐらいはしてやるよ・・・

 今回は制限なしな。『闇魔法』も使って可}


{ありがとうございます。

 ・・・そして早速戦闘開始みたいです}


 後ろを見ながらそうつぶやく。


 そちらには巨大なエビが。


{アキラ、先に相手の事『鑑定』しとけ。

 相手の情報知ってて損はない}


 ・・・では、『鑑定』


_____________________________________

  〖種族:ぺリクルム・スクリラ〗 年齢:12 Aランク

 Lv12  スキルポイント:4380


 ステータス


HP:5340/5340

SP:6782/6995

MP:5755/5755


速度:5567

攻撃:5681

防御:5477

魔攻:5325

魔防:4856


職業:戦モノ


スキル


攻撃系:『ハサミLv10』『突撃術Lv10』『多脚術Lv10』『殻腕術Lv10』『細脚術Lv10』『鋏腕術Lv10』『扇尾術Lv10』『剛腕術Lv7』『刺脚術Lv5』

防御系:『対物理攻撃耐性Lv9』『対魔法耐性Lv7』『剛殻Lv5』『対毒耐性Lv5』

魔法系:『土魔法Lv6』『水魔法Lv6』

技能系:『気配感知Lv8』『逃亡Lv5』『範囲認識Lv4』『本能Lv4』

固有系:『後ずさり』

特典系:無し

称号:『ごり押し』『驚異の異名』『蹂躙』『勝者』『危機回避』『人喰らい』

_____________________________________


 ・・・ぱねぇ。


 Aランクとかまじぱねぇ。


 ステータスの差が可笑しい。


 こ、こいつと戦って勝てるって思ったのか?俺?

 救いようのないバカか?


 エビは緩慢にゆっくりとしっかりとこちらに近づいてきて――――


 バキ!


 師匠を殴った。


 ・・・なんで?


<あ~こいつの攻撃重てぇな・・・

 この攻撃じゃ()()()ぐらい殴られただけで死んじまうよ。

 まさか低攻撃に入らねぇとはなぁ・・・

 アキラ、気ぃ付けろよ?>


 ・・・効いてない


 というか、俺に気付いて無くね?

 師匠を狙ってきた?


 ・・・あーなるほど。俺は『影が薄い』で気付かれてないのか。

 でも、師匠が強そうだから襲ったとかそんな感じかな?相手が『念話』持ってないから分からないけど。


 これは・・・割とイージーに勝てるんじゃね?


<師匠、一つ提案が――――

・・・申し訳ない。いや、なんかこうスランプってまして・・・

つ、次は早く出しますんで・・・

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